【第13回】比較の3パターン(原級・比較級・最上級)を分かりやすく解説!

2つ以上のものを比べて「~と同じくらい」や「~よりも」、「最も~だ」などの意味を表す比較表現。3つのパターンを整理して覚えることが重要です。今回は、比較の3パターンすべてを丁寧に解説していきたいと思います!

比較の3パターンとは?

比較には原級・比較級・最上級という3つのパターンがあります。

  • 原級の文「~と同じくらい」
    She is as tall as me.
    「彼女は私と同じぐらい背が高い」
  • 比較級の文「~よりも」
    She is taller than me.
    「彼女は私よりも背が高い」
  • 最上級の文「最も~」
    She is the tallest of the three.
    「彼女は3人の中で最も背が高い」

それでは、この比較の3パターンを1つずつご説明していきたいと思います!

原級の文

原級の文は比較の中で最もつくり方が簡単です。形容詞や副詞をasではさめば良いだけですね!原級というのは、形容詞や副詞のそのままの形という意味です。

▼原級の文のつくり方
as+原級+as ~「~と同じくらい」

【例文】
I am as tall as you.
「私はあなたと同じぐらい背が高いです」

She studies as hard as you.
「彼女はあなたと同じぐらい一生懸命勉強します」

また、否定文にすると「~ほど…ではない」という意味になります。

【例文】
I am not as tall as you.
「私はあなたほど背が高くありません」

She doesn’t study as hard as you.
「彼女はあなたほど一生懸命勉強しません」

比較級の文

比較級とは、形容詞や副詞に-erをつけた形のことです。tallであればtallerが比較級となります。比較級のつくり方は、以下の表を参考にしましょう。

もとの形 つけ方
eで終わる語 rをつける wise→wiser
子音字+yで終わる語 yをiに変えてerをつける busy→busier
短母音+1子音字で終わる
(小さい「ッ」など)
語尾の子音字を重ねてerをつける hot→hotter
その他すべての単語 そのままerをつける small→smaller

比較級にした形容詞や副詞を使って、比較級の文を以下のようにつくります。

▼比較級の文のつくり方
比較級+than ~「~よりも…」

【例文】
I am taller than you.
「私はあなたよりも背が高い」

He runs faster than me.
「彼は私よりも早く走ります」

ちなみに原級の否定文と比較級の文は書き換えることが可能です。

【例文】
Your father is not older than me.
「あなたのお父さんは私よりも年をとっていません」

=Your father is not as old as me.
「あなたのお父さんは私ほど年をとっていません

=I am older than your father.
「私はあなたのお父さんよりも年をとっています」

最上級の文

最上級とは、形容詞や副詞に-estをつけた形のことです。tallであれば、tallestが最上級となります。最上級のつくり方は、以下の表にまとめてあります。

もとの形 つけ方
eで終わる語 stをつける wise→wisest
子音字+yで終わる語 yをiに変えてestをつける busy→busiest
短母音+1子音字で終わる
(小さい「ッ」など)
語尾の子音字を重ねてestをつける hot→hottest
その他すべての単語 そのままestをつける small→smallest

最上級にした形容詞や副詞を使って、次のように最上級の文をつくることが出来ます。

▼最上級の文のつくり方
the 最上級(+ofまたはin~)「(~の中で)最も~」

ofとinは、次のように使い分けましょう。

  • of…後ろに数字やallがくる場合
  • in…後ろに場所や集団などがくる場合

【例文】
Tokyo is the biggest city in Japan.
「東京は日本の中で最も大きい都市です」

She is the tallest of the three.
「彼女は3人の中で最も背が高い」

比較の不規則変化

原級・比較級・最上級について既に確認してきましたが、実は比較級・最上級にはerやestをつける変化をしない形容詞・副詞があるのです。代表的なものをご説明しますので、暗記してしまいましょう!

more / mostをつける変化

長い形容詞や副詞は、er / estをつけるのではなく、単語の前にmore / mostをつけて変化します。もう少し詳しく説明すると、2音節の単語の大部分と、3音節以上の単語のすべてがこの変化に該当します。ただ音節を意識するのはなかなか難しいので、頻出の単語は覚えてしまった方がラクかもしれませんね!

原級 比較級 最上級
useful「役に立つ」 more useful most useful
famous「有名な」 more famous most famous
slowly「ゆっくりと」 more slowly most slowly
beautiful「美しい」 more beautiful most beautiful
important「大切な」 more important most important
interesting「興味深い」 more interesting most interesting
difficult「難しい」 more difficult most difficult
popular「人気がある」 more popular most popular

【例文】
He is the most famous singer in Japan.
「彼は日本で最も有名な歌手です」

This question is more difficult than that one.
「この問題はあの問題よりも難しい」

不規則変化

次は不規則変化の形容詞・副詞をご紹介します。こちらも暗記してしまいましょう!

原級 比較級 最上級
good「良い」 better best
well「上手に」
bad「悪い」 worse worst
ill「病気で」
many「たくさんの」 more most
much「たくさんの」
little「少しの」 less least

【例文】
She is the best singer in this class.
「彼女はこのクラスで最も良い歌手です」

He plays tennis better than her.
「彼は彼女よりもテニスが上手です」

比較の疑問文と重要表現

比較を使った疑問文は、「どっちの方が安いですか?」など海外旅行や日常生活でもよく使う表現となりますので、ぜひマスターしておきましょう!

比較級の疑問文

「どちらのほうが~ですか?」とたずねたい場合は、WhichやWhoを用いて、次のような文をつくります。

【例文】
Which is more popular in Japan, tennis or soccer?
「日本ではサッカーとテニスどちらの方が人気がありますか?」

Who is taller, Miki or Emi?
「ミキとエミではどちらの方が背が高いですか?」

比較級は2者を比べる文なので、「A or B」の形で選択肢をつけた文にするのが基本です。

また、答え方は以下のように選択肢を主語にしてこたえればOKです。be動詞の文の場合はbe動詞で、一般動詞の文の場合はdo / does / didでこたえましょう。

【例文】
Who is taller, Miki or Emi?
―Emi is.

最上級の疑問文

「最も~なものは何ですか?」とたずねたい場合は、WhoやWhich、Whatを使って次のような文をつくります。

【例文】
Who is the tallest of the three?
「3人の中で最も背が高いのは誰ですか?」

Which is the most expensive?
「どれが最も高価ですか?」

こたえ方は比較級の疑問文と同様です。

【例文】
Who is the tallest of the three?
―She is.

likeを使った文

「~の方が好き」「~が最も好き」と言いたい時は、betterやbestを使って表します。

  • like O better than ~「~よりもOが好き」
  • like O the best of/in ~「~の中でOが最も好き」

【例文】
I like baseball better than soccer.
「私はサッカーよりも野球が好きです」

I like soccer the best of all sports.
「私はスポーツの中でサッカーが最も好きです」

「どちらの方が好きですか?」や「何が最も好きですか?」という疑問文の場合も、better / bestを使います。

【例文】
Which do you like better, English or math?
「英語と数学、どちらの方が好きですか?」

Which do you like the best of all subjects?
「すべての教科の中で、あなたは何が最も好きですか?」

まとめ

比較の文は3パターンもあることに加え、不規則変化があることで少し複雑に感じますよね。比較をマスターするためには、実際に自分で比較の文をつくってみることがオススメです。身近なものを比較する英文をつくることで、自然と使えるようになってくるはずですよ!

岡本美希

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『自分らしく、楽しく生きる』をテーマに、TOEIC講師・フリーライターとして活動中です。留学経験なし&独学にてTOEICスコア900オーバーを達成!その経験を活かして、英語関連のコラムを多数メディアに寄稿しております。早稲田大学卒業/文房具メーカー勤務経験あり/趣味は旅行・一眼レフ/TOEICレッスンも開講しております。

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