アメリカ人から見た日本人の良いところ・悪いところ

日本

フジヤマ、ゲイシャ、サムライ、ハラキリ・・・・ずっと昔はそんなイメージで語られていた日本。今とは随分違いますね。今ならアニメ、マンガ、ポケモン、ニンテンドー・・・といったところでしょうか。

今回は「アメリカ人から見て日本・日本人ってどんなイメージ?」というのを、筆者の経験からお伝えしようと思います。

礼儀正しくて親切・丁寧!

礼儀正しい女性

これは本当に、誰もがまず口にする日本人のイメージです。日本人を揶揄する場面ですら、「コンニチハ!」と言いながらお辞儀をするジェスチャーがまず出てきます。日本人と言えば挨拶とお辞儀、というのが強烈なイメージとしてあるようです。

また、特に日本に旅行などで訪れたことのある人たちは異口同音に「日本人は親切だ!」と言います。お店に忘れ物をしたら追いかけて届けてくれた、道をたずねたらその場所まで一緒に連れて行ってくれた、お店の人が欲しいものを親身になって見つかるまで探してくれた、プレゼントだと言ったら素晴らしくきれいな包装をしてくれた・・・あげればキリがありません。

日本人の持つ職人気質や、「困ったときはお互い様」といった相互扶助の精神はアメリカ人に取って驚異的に映るようです。

ごはんがおいしい!料理が上手!

日本食

和食がアメリカですっかり浸透していることからも分かる通り、日本のごはんは「おいしくてヘルシー!」というのがアメリカ人の持つ一般的なイメージです。

また、日本を何度も訪れている日本通には「B級グルメ」も大変な人気があります。そのせいか、アメリカにある和食レストランと言えばお寿司や天ぷら、会席料理が以前は主流でしたが、今ではラーメン店やお好み焼きのお店、居酒屋も多く、人気です。

家庭料理で言うと、日本人にとっては当たり前の下ごしらえや、ダシを取る、輪切り・千切りなどの包丁さばきも、そういった料理の手順を踏まないアメリカ人には驚かれます。ですから「お手伝いします!」と言ってくれるアメリカ人の友人には、「日本の包丁は良く切れるからくれぐれも気をつけてね」という注意が、必ず必要です・・・。

本音を言わないよね・・・

本音を言わない日本人

これは特にビジネスパーソンから良く聞く日本人のイメージです。「本音と建前」という言葉がある通り、日本人同士にとっても腹の探り合いというのは良くある話。私たちでも相手の言いたいことを察するのに苦心することがあるのですから、ましてや外国人にとっては日本人の本音を推察するのは至難の業なのだろうと思います。

「社内で検討してからお返事します」は実質「No」、プレゼンテーションを見ても「いいですね」としか言わず好感触だと思ったのに結局は断られたなど、特に否定の場面における日本人のコミュニケーションがなかなか理解できないようです。

コミュニケーションの傾向において、よく日本はコンテクスト依存型(暗黙値や状況、文脈、前提の共有を重視する)、アメリカはコンテント依存型(言語や目に見える情報を重視する)と分類されます。こうした観点からも、何事も言葉にしてはっきり言うことを好むアメリカ人からすると、日本式のコミュニケーションは分かりづらいようです。

クールでブッ飛んでる!

日本のお祭り

おそらくは日本のマンガやアニメ、秋葉原や渋谷、原宿に集う人たちの姿を見て受けた印象だと思うのですが、時々こうした日本人のイメージを聞いてビックリすることがあります。だって、一番最初にあげたような「礼儀正しく、親切・丁寧(おとなしい)」というイメージを持つ人が大半の中で、これはかけ離れていますものね。

とはいえ、こうした「クールジャパン」なところ、お祭り好きなところも日本人が持つ一面ですから、「日本人ってクールでブッ飛んでるよね!」と言われると悪い気はしません。そして子供の頃見たアニメやマンガの話で延々盛り上がってしまうことも・・・

また、「日本にはクールなガジェット(機械・機器)がたくさんあって、みんなそれを使いこなしている」というような、ちょっと未来都市的なイメージを持っている人も多いようです。ゲームにスマホ、高性能のIT機器におしゃれな家電などに憧れて、日本に旅行に行けるなら秋葉原に真っ先に行きたい!という人もたくさんいます。

終わりに

私が最初にアメリカに渡った頃は「日本にビデオってあるの?」「何言ってんだよ、ビデオは日本から輸入されてるんじゃないか!」といった会話が冗談じゃなく交わされているような時代でした。日本がどこにあるのかすら知らない人が、地方では多くいたのです。

それから比べると隔世の感がありますね・・・。今後数十年で、日本のイメージがまたどのように変化して行くのかも、楽しみです。

佐々木希世

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高校からの10年をアメリカで過ごし帰国。外資系コンサルティング会社や大学院勤務を経て、コミュニケーション設計のプロフェッショナルとして独立。職場における関係者間の意思疎通をスムーズに行うことで生産性を上げる方法などを、著書やワークショップを通じて提供している。フリーライターとしてもビジネス書からママ向けオンライン・マガジンへの寄稿など、幅広い分野で執筆活動を行っている。

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