ビジネス英語のための海外留学は本当にベストな選択肢か

本格的に英語を学びたい、流暢に英語を話せるようになりたい。そんな人が考える学習の選択肢の一つに、留学があります。でも留学が本当に一番良い選択肢なのでしょうか?今回は「ビジネス英語を学ぶ」という観点から考えてみます。

ただ「海外にいる」だけではダメ!

そんなこと分かってるよ、と言われるかもしれません。ところが意外と、海外に「行くこと」が目的化してしまい、「海外での時間をどう過ごすか」を現地に到着する前にきちんと考えていない人は多いんじゃないでしょうか?

「とりあえず滞在場所だけ、寝る場所だけは確保してあるから何とかなるさ!」
「留学のプログラムには登録したから、あとはそれに乗って勉強するだけ!」

残念ながら、これでは旅行のパッケージツアーを購入するのとほぼ変わりません。また、高校生や大学生なら、こうした自由度の高い計画もまた良いのでしょうが、限られた時間を割いて英語のスキルを上げようと思う社会人であれば、事前にもう少し踏み込んで考える必要があります。

いくつか具体的に考えるべきことの例をあげてみましょう。

学んだ内容を使って、誰と・どんな風に仕事をしたいのか

学ぶ目的を明確にするということですが、ただ漠然と「お客様」と「いつもの仕事」ではなく、もっと具体的に考えてみましょう。お客様はどんな年齢・性別・社会的地位を持つ人たちなのか、いつもの仕事は説明する・物を売る・議論をすることなのか。これらの違いは、学ぶべき英語の内容にも大きく影響します。

そのためにどんな時間の使い方をすればいいのか

学校に行く予定であればすでにカリキュラム内容の予想はつくと思いますが、そのほかの時間に関しても、どんな場所で、どんな人たちと交流する機会を作ると目的の達成につながるかを考えてみましょう。

別に堅苦しく考える必要もありませんし、休日の予定を行く前からしっかり決めておこうといっているわけでもありません。たとえば接客業に使える英語を身に着けたいと思っている人なら、実際にお店やホテルなどで接客を受けながら観察するというのもひとつの学び方です。営業をしている方なら、自分のお客さんと似たような人たちが集まる場所で彼らの会話や使っている用語に耳を澄ませるというのもありかもしれません。

学校vs.ワーキングホリデー?

社会人が海外で勉強するというと、学校に通うほかにワーキングホリデーを選択肢に上げる人も、きっと多いのではないでしょうか。学校に通うことが主目的の学生ビザでは就労はできませんから、職業体験を積みたいという人にはワーキングホリデーのほうが魅力的に映るでしょう。

では実際、どちらを選ぶのが社会人の留学として適当なのでしょうか?ここではそれぞれの長所と短所を考えて行きましょう。

学校に通うことを主目的とする場合

■長所

  • 履修時間を多くすれば集中的に学ぶことができる
  • 語学以外の専門学校や大学に通えば、英語で専門知識を身につけることができる
  • 大学(院)や専門コースによっては学位や資格の取得が可能
    (学校によっては)より専門性の高い英語を習得することができる

■短所

  • 専門性・学ぶ期間に比例して費用がかさむ
  • 職業体験を積むことはできない(ただし大学などでは、インターンシップを経験することができる場合もある)

学びながら働く、ワーキングホリデーの場合

■長所

  • 通学と同時に就労経験が積める
  • 自分の時間を自由に計画できる
  • まとまった期間を暮らすように滞在できることで、生活に密着した英語を身につけることができる

■短所

  • 就職先を探すのが困難な場合がある。また、就職先が希望に沿わない場合がある
  • 自分なりのルールを決めないと「生活」しているだけで日々が過ぎてしまい、本来の目的である英語の習得に結びつかない

ここであげた長所や短所は一例でしかありませんが、どちらのほうがより自分の目的に家内、滞在中の時間を有意義に過ごせるかを考えることが重要です。

どの程度の期間、滞在したいかを考える

これも学ぶ目的、学びたいテーマによって変わってきますね。たとえば経営学についてじっくり学びたいなら1,2年かけてMBA(経営学修士)を取得するのが良いかもしれませんし、ビジネスの場面でのコミュニケーションを集中してやりたいのであれば語学学校の1ヶ月集中コース、なんていうのもあるかもしれません。ここは費用や勤務状況も見ながら考えなければならないところでしょう。

一方ワーキングホリデーならば、期間が決まっていますから長期コースも視野に入れて考えることができます。しかし働きながらの通学を考えているなら、勉強量が多い大学院のコースでは難しいでしょう。費用の心配はさほどしなくても良いかもしれませんが、勉強に使える時間や、就労体験でどんな経験ができそうかも見ながら、どんな場所で学ぶかを考える必要があるでしょう。

やはりここでも最終的には「学ぶ目的」が何であるかによって決まってきます。

おわりに

気ままな学生時代の留学と違い、社会人になってからの留学には明確な目標設定が必須です。そして、「キャリアを中断してまでその目標を達成する必要があるのか」、また「仕事や国内にあるほかの手段を通じてそれは達成可能ではないのか」なども考えながら決めたいものです。

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佐々木希世

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高校からの10年をアメリカで過ごし帰国。外資系コンサルティング会社や大学院勤務を経て、コミュニケーション設計のプロフェッショナルとして独立。職場における関係者間の意思疎通をスムーズに行うことで生産性を上げる方法などを、著書やワークショップを通じて提供している。フリーライターとしてもビジネス書からママ向けオンライン・マガジンへの寄稿など、幅広い分野で執筆活動を行っている。

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