【第7回】英語の助動詞を例文付きでイチから丁寧に解説!

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多くの英語学習者がつまずく助動詞。「canぐらいだったらなんとなく知っているけど……それ以上はややこしすぎて混乱する!」なんて人も多いのではないでしょうか。助動詞は意味が多くややこしいイメージがあるかもしれませんが、文のつくりは全部一緒!今回は、そんな助動詞をイチから丁寧に説明します!

 

<目次>

そもそも助動詞ってなに?

助動詞とは何か

助動詞とは、動詞を補助する働きをする語のことです。例えば最も覚えやすいcan「できる」を例に挙げてみましょう。

I speak English.
「私は英語を話す」

speakだけだと「話す」という意味しかありませんが、このspeakという動詞に「できる」という意味をプラスできるのがcanなのです。

I can speak English.
「私は英語を話すことができる」

speakの意味に「できる」をプラスするので、動詞を補助する語=助動詞と呼ばれているわけです。

助動詞の文のつくり方

助動詞は意味が多く覚えるのが大変なのですが、文のつくり方は全部一緒です。文のつくり方さえ覚えれば、あとは1つ1つの助動詞とその意味を覚えれば使えるようになります!

助動詞の文は「主語+助動詞+動詞の原形~」でつくります。

【例文】
She can swim well.
「彼女は上手に泳ぐことができます」

助動詞のうしろにくる動詞は、必ず動詞の原形になることに注意しましょう。

助動詞の否定・疑問文のつくり方

助動詞の否定文は、助動詞のうしろにnotを入れてつくります

【例文】
You must not go to the river.
「あなたはその川へ行ってはいけない」

疑問文の場合は、助動詞を文頭に出すだけでOKです。

【例文】
May I use your dictionary?
「あなたの辞書を使ってもいいですか?」

覚えるべき助動詞一覧

以下の表では、覚えるべき助動詞を一覧にしてあります。それぞれの意味を覚えましょう!

助動詞 意味 否定の短縮形 過去形
can ~できる / ~しても良い cannot / can’t could
must ~しなければならない / ~にちがいない mustn’t
may ~してもよい / ~かもしれない might
should ~すべきだ shouldn’t
shall (疑問文で)~しましょうか?

それでは、特筆すべき点がある助動詞について以下で見ていきましょう。

canについて

canは書き換えも重要!

「~できる」という意味のcanは、be able to~と書き換えられることも多くあります。be able toはbe動詞をis / am / areやwas / wereにさえ変えれば、現在も過去も表すことが出来ます。

【例文】
The baby is able to walk.
「その赤ちゃんは歩くことができる」

I wasn’t able to open the door.
「私はそのドアを開けることができなかった」

また、助動詞は1文に1つ(1つの動詞につき1つ)しか使えないので、未来の助動詞willが使われた文に助動詞canを挿入することはできません。未来において「~できるだろう」と言いたい場合は、canではなくbe able toを使いましょう。

【例文】
She will be able to speak English soon.
「彼女はすぐに英語が話せるようになるだろう」

実はcanとbe able toは、厳密に言うとまったく同じ意味というわけではありません。canはもともと備わっている能力を示すのに対し、be able toは一時的な能力を示します。

よって、Can you speak Japanese?「あなたは日本語を話すことができますか?」という文は、一見大丈夫そうに見えますが、「あなたは日本語を話す能力がありますか?」という意味になってしまうので、使わない方が無難です。日本語が話せるか聞きたい時は、Do you speak Japanese?と聞くようにしましょう!

Canから始まる疑問文

疑問文で使うと、「~できる」以外の意味で使う場合もあるので、以下の表を確認しておきましょう!

  • Can you~? 「~してくれませんか?」
  • Could you~? 「~してくれませんか?」※Can youよりCould youの方が丁寧
  • Can I~? 「~しても良いですか?」

mustについて

mustは否定形に要注意

「~しなければならない」という意味のmustは、have to~やhas to~と書き換えが可能です。

【例文】
I have to get up early.
「私は早く寝なければならない」
=I must get up early.

have toを使う場合は一般動詞の文になるので、疑問や否定文は一般動詞の文のつくり方と一緒です。ただし、mustの否定とhave toの否定は意味が変わることに注意です!

must not~= mustn’t~
~してはいけない

don’t / doesn’t have to~
~する必要はない

また、mustは過去形がないので、「~しなければならなかった」と言いたい時はhad toを使いましょう。

【例文】
She had to work harder yesterday.
「彼女は昨日いつもより一生懸命働かなければならなかった」

shallについて

shallは以下のような疑問文の形で使うことが多いです。

  • Shall I~? 「私が~しましょうか?」
  • Shall we~? 「私たちが~しましょうか?」

Shall we~?はお誘いの意味でもあるので、Let’s~と書き換え可能です。

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まとめ

1つの助動詞に複数の意味があったり、canやmustには書き換えがあったりするので、「助動詞は難しい」というイメージの原因になっているのかもしれません。ただ、助動詞を使った文のつくり方は全部一緒です。主語+助動詞+動詞の原形という形さえ覚えてしまえば、あとはそれぞれの助動詞の意味や書き換えさえ覚えれば使えるようになります!ぜひ意味と書き換えを覚えて、使ってみてくださいね!

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