目的に合う英語の資格はどれ?日本で受験可能な試験まとめ

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テストの様子

英語の資格というと、日本ではTOEICや英検が有名ですよね。しかし、目的によっては別の試験の方が効果的なことも……。今回は、日本で受験可能な英語の試験を「目的別」に12種類ご紹介します。自分の目的に合った試験を選びましょう!




 

<目次>

日本でメジャーな英語試験

まずは、日本でもメジャーな英語試験をご紹介していきます。

(1)英検(実用英語技能検定)

小学生から社会人まで、幅広い層が受験しています。1級から5級まであり、その結果によっては中学・高校・大学の入試で優遇されることもあります。就職活動の履歴書でアピールするならば、「高校卒業程度」の2級は取っておきたいところ。日本国内で英語力をアピールするのに適した試験です。

  • 試験内容:筆記・リスニング・面接(級により異なる)
  • 検定料:2,000~8,400円(級により異なる)
  • 試験時間目安:1時間25分~2時間50分(級により異なる)
  • 試験頻度:年3回
  • 公式サイト:http://www.eiken.or.jp/eiken/

(2)TOEIC L&R

就職活動やキャリアアップ、大学受験などに活用されるビジネス英語のリスニング&リーディング試験。10~990点のスコアで結果が表示されます。企業の採用基準や昇進条件として設定されていることも多く、日本のビジネスパーソンにとってはメジャーな試験です。ただしアメリカやヨーロッパでの認知度はそれほど高くないので、国内での就活や国内企業でのキャリアアップの目的で受験するのに適しています。

(3)TOEIC S&W

TOEIC L&Rほどメジャーではありませんが、TOEICにはスピーキング&ライティングの試験もあります。英語を使うビジネスパーソンが、現状の英語力を知るために活用するのが良いでしょう。

(4)TOEFL

アメリカ留学を目指す人が受験すべきなのが、TOEFLです。大学レベルの英語が使えるかどうかを測る試験で、130ヵ国にまたがって1万以上の大学・機関に提出して英語力を示すことができます。

  • 試験内容:リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング
  • 検定料:$235
  • 試験時間目安:3時間10分~4時間
  • 試験頻度:年50回以上
  • 公式サイト:https://www.ets.org/jp/toefl



留学・移住に役立つ英語試験

TOEFL以外にも、海外留学や移住、海外での仕事に役立つ英語試験があります。目的によって受けるべき試験が異なるので、参考にしてみてください。

(5)IELTS

海外留学やイギリス・オーストラリア・カナダなどへ移住をする人に適した試験です。日本での認知度は低いものの、世界的にはスタンダードとして定着しつつあります。アメリカでもTOEFLの代わりとして、3,000を超える教育機関が入学審査に活用しています。

  • 試験内容:リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング
  • 検定料:25,380円
  • 試験時間目安:2時間45分
  • 試験頻度:東京・大阪などではほぼ毎週実施(場所により異なる)
  • 公式サイト:http://www.eiken.or.jp/ielts/

(6)国連英検(国際連合公用語英語検定試験)

国連の活動に沿った試験内容で、語学力だけでなく国際的な視野も求められます。特A級~E級の6つに級分けされています。主に国際公務員や外交官などを目指す人に適した試験です。

  • 試験内容:リスニング・リーディング・作文・面接(級により異なる)
  • 検定料:2,700~10,500円(級により異なる)
  • 試験時間目安:1時間20分~2時間(級により異なる)
  • 試験頻度:年2回
  • 公式サイト:http://www.kokureneiken.jp/

(7)ケンブリッジ英語検定

130ヵ国以上で実施されている、ケンブリッジ大学が実施する英語検定です。ヨーロッパではメジャーな試験で、10,000以上の企業・学校・政府などの団体が、英語力の証明として評価しています。

  • 試験内容:リスニング・リーディング・ライティング・面接
  • 検定料:27,000円
  • 試験時間目安:3時間(試験により異なる)
  • 試験頻度:年2~3回(試験により異なる)
  • 公式サイト:http://www.justycom.jp/cambridge02/

(8)BULATS

ケンブリッジ大学英語検定機構が運営するBULATSの日本版です。本家のBULATSはEUを中心に世界において幅広く普及しているビジネス英語の試験なので、EU諸国で英語力をアピールするのに適しています。オンラインでも受験可能です。

  • 試験内容:リスニング・リーディング・スピーキング・面接・ライティング
  • 検定料:2,900~6,900円
  • 試験時間目安:1~1時間50分(種類により異なる)
  • 試験頻度:オンライン版は随時
  • 公式サイト:http://www.eiken.or.jp/bulats/

(9)PTE Academic

英語を母国語としない学生向けのテストで、アメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダなどの大学を受験する際の英語力の証明や、イギリスやアイルランドのビザ申請に利用できます。

  • 試験内容:スピーキング・ライティング・リーディング・リスニング
  • 検定料:$220(+税)
  • 試験時間目安:4時間程度
  • 試験頻度:オンライン受験なので随時
  • 公式サイト:http://www.pearsonpte.jp/




英語力チェック

英語学習のモチベーションとして、気軽に受験できる試験もご紹介します。

(10)GTEC

ベネッセが運営するGTECは、英語学習の成果を測定する4技能検定です。中高生向けは、日本国内の大学受験において活用できます。大学生・社会人向けは、ビジネス英語の能力を測定できます。

  • 試験内容:リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング
  • 検定料:12,960円
  • 試験時間目安:1時間20分
  • 試験頻度:オンライン受験なので随時
  • 公式サイト:http://www.benesse.co.jp/gtec/

(11)日商ビジネス検定

ビジネス英語に特化した試験で、商社や海外取引を行う企業で使われる英文をもとにつくられています。試験時間も短く気軽に受けられるため、ライティング力のレベルチェックに向いています

  • 試験内容:択一式・記述・英文書作成・英文解釈(ライティング重視)
  • 検定料:4,120~7,200円
  • 試験時間目安:30分~1時間半
  • 試験頻度:オンライン受験なので随時
  • 公式サイト:https://www.kentei.ne.jp/english

(12)CASEC

他の英語試験と比べると、短い時間で安く受験できます。大学受験や就活・キャリアアップでの英語力アピールに使用するのは難しいですが、英語学習の成果を測る指標として活用するのが良いでしょう。

  • 試験内容:空所補充・リスニング
  • 検定料:3,600円
  • 試験時間目安:40~50分
  • 試験頻度:自宅PCでオンライン受験なので随時
  • 公式サイト:http://casec.evidus.com/

まとめ

日本で有名な英検やTOEICを「とりあえず」という気持ちで受けてしまいがちですが、自分の目的に合った英語試験を受けることが大切です。受験や資格取得の目標を適切に設定して、効率的な英語学習をしましょう!

※情報は記事公開時点のものです。最新情報に関しては、必ず公式サイトにてご確認ください。

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