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「ディクテーション」という勉強方法を知っていますか？リスニング力をアップさせるために効果的な勉強方法の1つです。今回はディクテーションをやったことがない人にもわかるよう、ディクテーションのやり方を最初から丁寧に解説します！
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＜目次＞
ディクテーションのやり方
ディクテーション（dictation）とは、日本語で言えば「書き取り」という意味です。聞こえてくる英語をそのまま書き出していくという勉強法になります。
必要なものは「英語の音源」と「スクリプト（台本）・字幕」、そして紙と筆記用具だけです。英語の音源はディクテーション用の参考書を用意しても良いですし、動画や映画、洋楽でもOKです。音源を聞きながら、聞こえた通りの英語を書き出してみましょう。
ディクテーションのメリットデメリット
ディクテーションはリスニング力をアップさせるのに効果的な勉強法ですが、メリットがあればデメリットもあります。それぞれご紹介していきます。
メリット
ディクテーションをすることの最も大きなメリットは、「ネイティブの発音が聞き取れるようになる」ということです。
例えば “get up” は「ゲットアップ」と発音されるのではなく、「ゲラッ」という感じで聞こえますよね。「ゲラッ」と聞こえた時に “get up” のことだと理解できるようになるということです。
ディクテーションを続けることで、ネイティブの発音と実際の英単語が頭の中で結びつくようになります。
また先ほども書いた通り、教材を自由に選べることも大きなメリットです。一般的に「英語の勉強をしよう！」と思ったら、勉強用の教材を購入しますよね。しかしディクテーションの場合はスクリプトや字幕さえあれば、映画でも音楽でも動画でも、好きなものを使って良いのです。
自分にとって「おもしろい！」と思うものを教材にした方が英語力は伸びやすいので、楽しんで英語力をアップさせられる勉強法だとも言えます。
デメリット
ディクテーションの唯一のデメリットとしては、英語学習初心者には向いていないということです。
英文法があいまいな初心者の場合、ディクテーションによる勉強方法は効果が限定的になってしまいます。英文法の基礎が固まっていないと、ネイティブの発音が聞き取れるようになったとしても、その文がどういう意味かを理解することは難しいでしょう。
中学・高校レベルの英文法を理解してから、ディクテーション勉強法に移ることをオススメします。
ディクテーションのコツと注意点
ディクテーションで効果的にリスニング力をアップさせるための勉強のコツと注意点を、ご紹介いたします！ぜひ以下の点に気を付けて、効率よく勉強してください。
ディクテーションで効果を出すためのコツ
ディクテーションで効果を出すために、まずは自分のレベルにあった音源を選びましょう。「集中して聴けば、何を言っているか簡単に理解できる」というような、少し簡単な音源を選ぶのがポイントです。話されているスピードや、話の内容、発音のわかりやすさなどの点から選ぶと良いと思います。
簡単すぎてもつまらないし、難しすぎるとまったくディクテーションができません。自分にとってベストな教材を見極めるのが、効果的にディクテーションをおこなうコツです。
また実際にディクテーションをおこなう時は、書き終えた後に「文法的に正しいかどうか」も考えてみましょう。なぜその並びになるのかわからない場合は、文法理解があいまいになってしまっている可能性があります。
このステップを入れることで、リスニングだけでなくリーディングスキルもアップできるのです！
ディクテーションで効果を出すための注意点
ディクテーションを始めたばかりの頃は、最初から聞き取って書くのが難しいかもしれません。その場合は一度スクリプトを見てから、その後リスニングしつつディクテーションする流れでもOKです。教材のレベルさえ合っていれば、繰り返すことで慣れるものです。
またディクテーションはリスニングには効果がありますが、スピーキングやライティングスキルには直結しません。ネイティブの発音に慣れて言っていることがわかるようになったら、この勉強法を卒業しても良いと思います。
ディクテーションは受け身の勉強法なので、それだけで総合的な英語力を養うことはできません。他のスキルも伸ばしたい場合は、スピーキングやライティングなどそれぞれの目的に合った勉強法も並行しましょう
まとめ
ディクテーションはネイティブの発音に慣れるのに効果的な勉強法です。より効率良くリスニング力をアップさせるためにも、ご紹介したコツや注意点をふまえて取り組んでみましょう！
