【第11回】動名詞ってなに?一番簡単な使い方の解説|不定詞との違いも

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動名詞は使い方もつくり方もシンプル!会話の中でも良く使う、使い勝手の良い文法事項です。ただし動名詞は不定詞とセットで覚えるべき文法事項なので、動名詞が理解できていないと不定詞との使い分けがわかりにくくなってしまいます。ここでしっかりマスターしておきましょう!

 

<目次>

動名詞のつくり方

動名詞は名前の通り「動詞」を「名詞」に変えたものです。

動名詞は、動詞にingをつけるだけ でつくることができます。和訳は「~すること」 となります。

動詞のing形は既に進行形で見てきましたよね。ingのつけ方は進行形とまったく同じです。ただ1つ違うことは、進行形は「be動詞+動詞ing」でつくり「~している」という訳になるのに対して、動名詞は動詞ingで「~すること」という名詞の役割をするというところです。

▼進行形の場合
She is playing the guitar.
「彼女はギターを弾いています」

▼動名詞の場合
Playing the guitar is her hobby.
「ギターを演奏することは彼女の趣味です」

動名詞は名詞と同じ働きをするので、主語や目的語、前置詞のうしろに置くことができます。それぞれの位置でどのように動名詞を使うのか、確認していきましょう!

動名詞を主語にする

主語の位置に動名詞を持ってくる場合、「~することは…だ」という訳になります。

【例文】
(S)Working abroad is interesting.
「外国で働くことはおもしろい」

(S)Speaking Japanese is very difficult for him.
「日本語を話すことは彼にとってとても難しい」

動名詞を目的語にする

動詞のうしろにくる目的語になることもできます。

【例文】
I like (O)singing songs.
「私は歌を歌うことがすきです」

He enjoyed (O)playing tennis yesterday.
「彼は昨日テニスをすることを楽しみました

動名詞を前置詞のあとに使う

前置詞のうしろに動名詞を持ってくることもできます。

【例文】
He went out without saying goodbye to me.
「彼は私にさよならも言わずに出て行ってしまった」

前置詞とは、in, of, on ,at, for, with, withoutなどの単語のことを言います。前置詞については、第20回で詳しく扱います。

覚えておくと便利な動名詞の熟語

会話などで使える、覚えておくと便利な動名詞の熟語をご紹介します!

(1) Would you mind ~ing?「~していただけませんか?」

Would you mind closing the window?
「窓を閉めていただけませんか?」

※mind ~ingは「~することをいやがる」が直訳で、Would you mind ~ing?は「~することを嫌がりますか?」となります。意訳すると、「~していただけませんか?」となり、かなり丁寧なお願いの仕方になります。英語を含む多言語では、このような婉曲表現がよく利用されます。覚えておくと便利ですよ。

(2) be busy (in) ~ing「~するのに忙しい」

I am busy doing homework.
「私は宿題をするのに忙しい」

※もとはinの後ろに動名詞を持ってくるbe busy in ~ingという形でしたが、inを省略して使うことも多いです。

(3) look forward to ~ing「~することを楽しみにしている」

I’m looking forward to seeing you tomorrow.
「明日あなたに会えることを楽しみにしています」

(4) feel like ~ing「~したい気がする」

I didn’t feel like going home.
「私は家に帰りたくない気分でした」

(5) be good at ~ing「~するのが上手だ」

He is good at playing the piano.
「彼はピアノを演奏するのが上手だ」

※この表現は英語学習を始めて比較的すぐに習う表現ですが、英会話の中では非常によく使われます。

動名詞と不定詞の違いとは?

動名詞でも不定詞でも、同様の表現をすることができます。

例えば、「私は料理をすることが好きです」という場合、

  • I like cooking.
  • I like to cook.

の両方の表現ができるのです。

では2つの違いはなんでしょう。

例えば、ニュアンスとして、動名詞の方が「生き生きした動き」を感じるのに対し、不定詞では「少し硬い」印象を与えてしまいます。

また動名詞は過去に起こったことへの表現としてよく使われ、不定詞は未来への希望や願望といった表現でよく使われます。

例)I regret eating the spicy ramen. 私はその辛いラーメンを食べたことを後悔している。

例)I want to eat the spicy ramen. 私はその辛いラーメンを食べたい。

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まとめ

動名詞は、動詞にingをくっつけるだけで「~すること」という意味になる、大変わかりやすい文法事項です。日常会話でも簡単に使えるので、熟語も含めてマスターしておくと便利だと思います。不定詞と関連付けて覚えるべき項目なので、次回の不定詞も一緒に確認しておきましょう!

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