前置詞はすでに使ったことがあると思いますが、ここでもう一度「前置詞とは何か」を確認することで理解を深めていきましょう!前置詞は訳を覚えるよりも、イメージで覚えることが大切です!イメージで覚えられるよう、良く使う前置詞をヴィジュアルでご説明したいと思います。
前置詞とは?
前置詞とは、in / at / onのようなこれまで文中でも良く使ってきた単語のことです。
前置詞には大きく分けて2つの働きがあります。
1.副詞句としてのはたらき
前置詞+名詞で副詞と同じはたらきをします。
【例文】
There are two notebooks on the desk.
「机の上に2冊のノートがあります」
この場合“on the desk”は「どこにあるのか」という存在を表すbe動詞を詳しく説明している副詞句です。
2. 形容詞句としてのはたらき
前置詞+名詞で形容詞と同じはたらきをします。
【例文】
The notebook on the desk is mine.
「机の上にあるノートは私のものです」
この場合“on the desk”はthe notebookという名詞がどこにあるのかを詳しく説明しているので、形容詞句です。
良く使う前置詞のイメージ
時間を表す前置詞のイメージ
時間を表す前置詞でよく使うものはat / on / inです。イメージは下記のような感じです。
年や月などの最も大きな単位を表すのがin、曜日や特定の日などを表すのがon、時刻を表すのがatというイメージです。
in May /on Monday / at nine o’clockのように使います。
ただし1日の中の一定期間をあらわす場合はin the morning / in the eveningなどのようにinを使うことに注意です。
イメージを覚えておけば、あとは細かい例外さえ覚えればOKですね!
場所を表す前置詞のイメージ
場所を表す前置詞でよく使うものはin / on / at でしょうか。
▼場所を表すin
inは大きな範囲の中にいることを表す時に使います。
in Tokyo / in Japan / in the parkなどがそうです。
▼場所を表すon
onは何かの上に乗っていることを表します。
on the desk / on the tableなどのように使います。
また、意外に思われるかもしれませんが、「壁に貼ってある」というときにもon を使ってon the wallにします 。壁に乗っかっているという考え方をするのです。
▼場所を表すat
atは比較的狭い場所を指し示すイメージです。もはや点という感じですね。
at the station / at homeなどのように使います。
▼場所を表すその他の前置詞
他にもbetweenとamongの違いもご説明したいと思います。betweenとamongはどちらも「~の間に」という意味の前置詞です。しかし、次のようなイメージの違いがあります。
まずは、こちらがbetweenのイメージです。
2つのものの間にある状態を表します。
次にamongのイメージはこのような形です。
3つ以上のものの間にある状態を表します。
方向を表す前置詞のイメージ
方向を表す前置詞でよく使うものは、to / for です。イメージを確認してみましょう。
▼方向を表すto
toはどこかへ向かうときの矢印を表します。目標の地点に到達するイメージです。
go to schoolという形で使っていますよね。
ちなみに起点を表すfromとセットで使うと、from A to B「AからBへ」とすることができます。これは場所でも時間でも使える表現なので、覚えておくと便利です。
▼方向を表すfor
toとforの使い分けは難しいですが、forはtoとは違って到達までは表さず、方向性を示します。矢印そのものという感じです。
for you / the train for Shibuya「渋谷行きの電車」などのように使います。
▼他の方向を表す前置詞
ついでにintoやthroughもイメージでご説明します。
inとtoが合わさったintoは、2つのイメージの掛け合わせなので矢印で向かいつつ入っていくイメージです。throughは場所を通り抜ける感じですね。
まとめ
このように、前置詞にはそれぞれイメージがあります。訳を覚えることも大切ですが、まずはヴィジュアルイメージで覚えた上で、訳を覚えていく方が暗記しやすいと思います!前置詞は数も多く、使い分けもなかなか難しいので、しっかりイメージをとらえておくことが重要です!
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