略語は日本人の得意とするところですよね。「あけおめ」「セクハラ」「スマホ」・・・どんなフレーズでもすぐに短縮、略語化してしまいます。
英語ではどうかと言うと、日本語ほどではありませんが、特に文章を書く場面において短縮フレーズは頻繁に顔を出します。今回は数ある短縮フレーズの中でも、ビジネスでよく使うものをご紹介したいと思います。
<目次>
1. TBDとTBA
TBDは”To be determined、またはdecided”(後日決定予定)、TBAは” To be announced”(後日発表予定)の略です。
例:The speaker of the seminar is TBD
(セミナーのスピーカーは後日決定予定です)
2. ASAP
“As soon as possible”(できるだけ早く)の略です。
例:Please call him back ASAP
(できるだけ早く、彼に折り返し電話してください)
3. R.S.V.P.
“Respondez si’l vous plait”(お返事ください)の略で、原型のフレーズはフランス語です。招待状などで使い、このフレーズが記されている場合は出欠の返信が必要ということになります。
4. Re
“Regarding”(〜に関して)の略。メールのヘッダーなどでもおなじみのフレーズです。
5. FYI
“For your information”(ご参考までに)の略です。
例:FYI, I have attached the document
(ご参考までに書類を添付しました)
6. e.g.
“exempli gratia”(例えば)の略で、原型のフレーズはラテン語です。英語で言うと”for example”になります。
例:I like Italian wine (e.g. Chianti, Baroro)
(私はイタリアン・ワインが好きです(例えばキャンティやバローロ))
7. i.e.
“id est”(すなわち、つまり)の略で、原型のフレーズはラテン語です。e.g.と間違えて使いやすいので注意しましょう。
例:Among red wines, I especially like Bordeaux and Baroro (i.e. wine with full body)
赤ワインの中でも私は特にボルドーとバローロが好きです(言い換えればフルボディのもの)
8. N/A
“Not applicable”(該当なし)の略です。
例:The number of medals obtained are as follows: Gold (5), Silver (n/a), Bronze (10)
(獲得したメダル数は以下の通り:金(5)、銀(該当なし)、銅(10))
9. approx.
“Approximately”(おおよそ、大体)の略です。
例:The event will start in approx. 10 minutes
(イベントはおよそ10分くらいで始まります)
10. FYとCY
“Fiscal year”(会計年度)と”Calendar Year”(暦年)の略です。会計の場面でよく使われます。
11. FAQ
“Frequently asked questions”(良くある質問)の略。ウェブサイトなどでおなじみですね。
例:I will list the foreseen FAQs for our new service
(私たちの新サービスに対して問われるであろう、一般的な質問をリストアップします)
12. Dept.
“Department”(〜部、部門)の略です。会社によってはDepartmentではなく、Division(略語は”Div.”)が使われる場合も。
13. Attn.
“Attention”(〜宛)の略です。郵便物の場合は会社名のあと、個人名の前につけます。文書やメールで使うなら、このようになります:
Re: New prototype of product X(プロダクトXのプロトタイプについて)
Attn: All personnel in manufacture dept.(製造部門の全社員)
なお、似たような表現に”c/o”(Care ofの略。気付、〜様方という意味)というフレーズがありますが、個人的な感覚で言うと、ビジネスの場面では”Attn.”の方が高頻度で登場するように思います。
14. w/とw/o
“with”と”without”の略です。どうしてこんな単語まで略されるのか良く分かりませんが・・・ビジネスの場面でもよく使われる略語です。
15. TGIF!
“Thank God, It’s Friday!”(ありがとう神様、金曜日だ!)の略で、あと一日で一週間が終わる!という喜びの表現です。日本語で言うと「花金」(花の金曜日)が近いでしょうか。いずこの国のオフィスでも、金曜日が嬉しいのは同じです。
終わりに
今回ご紹介したこれら短縮フレーズは主に文章の中のみで使用されるもので、通常 会話の中では出てきません。これは、日本語の略語と大きく違う所です。
また、これは日本語と同様ですが、短縮フレーズは結局のところスラング(カジュアルな俗語)です。一つの文章の中にあまり頻繁に略語を登場させると、軽々しい印象を与えてしまうので注意が必要です。
適度に取り入れつつ、スピーディーなコミュニケーションの一助としましょう!
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