can’t waitの意味や答え方は?具体的なシーンや例文、類似表現を解説!

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<目次>

can’t waitの意味や発音・アクセント

can’t waitの意味

can’t waitは、文字通り「待つことができない」という意味です。英語でこのフレーズを使う時は、I can’t wait.のように「人」を主語にしてその人がものごとを「待てない」とするか、It can’t wait.のように「ものごと」を主語にしてそのものが人やほかのものごとを「待てない」とするかで、意味が変わります。

待てない

人を主語にして、シンプルに「待つことができない」という、時間切れや我慢の限界を示す表現として使うこともあります。

待てないほど楽しみ

人が主語の場合、あるものごとが起こることが楽しみで「待ちきれない」という意味で使うことがほとんどです。I can’t wait to ~.とto+不定詞を置いて「~することが待ちきれない」と言ったり、I can’t wait for ~.とforの後に名詞・名詞形をおいて「~が待ちきれない」と言います。また、限定した日を指して「~の日まで待てない」ということを表す場合はuntilやtilを使い、I can’t wait until ~.と言うこともあります。

楽しみにしている内容が話の中で明らかな場合、I can’t wait!と「待ちきれない!」「楽しみ!」と、「何を」という部分を省略することも可能です。

時間がない、余裕がない

It can‘t wait.と言うと、「急ぎの要件である」という意味になります。つまり、Itで指す物事は緊急を要する大変なことであって、それがのんびりと解決を待っていられないような「先送りにすることができない」状態であることを表します。

can’t waitの発音・アクセント

can’tのaの部分は、日本語でエを発音するように口を大きめに横に開いたままでアの音を発するような、アとエの中間の音です。キャァントゥという発音になりますが、tは軽く小さく子音のtだけを発するか、ほぼ無音になります。tの音が聞こえないとcanに聞こえてしまうかもしれませんが、aをしっかりと強く発音することで、聞き手はcanではなくcan’tであると認識します。waitはウェイトゥと発音し、最後のトゥの部分もオという母音を発音しないよう軽くtの破裂音だけを舌を口の天井にタップさせて発します。

続けて言うとキャァントゥウェイトゥとなり、最初のcanのaにアクセントを置いて長めにはっきりと発音するようにしましょう。




can’t waitを使う時の具体的なシーンや含まれるニュアンス

これ以上待てない

時間切れになる、もう待てない、我慢の限界である

そもそもの意味は、文字通り「待つことができない」ということで、ストレートにそのまま「待つのは不可能である」という意味で使うこともあります。しかしI can’t wait.という表現は、次に説明する「待ちきれないほど楽しみ」という意味で使うことのほうが多いので、I can’t wait anymore.「これ以上待てない」と言ったり、I can’t be waiting.「待っていられない」のような表現で違いをはっきりさせることもあります。

人やものごとが起こることを待っている時に、時間がなくなったり我慢の限界に達して「これ以上待つのは無理である」という意味でI can’t wait for you because I’ll be late for the class.「授業に遅れるからあなたを待っていられない」のように使います。

待ちきれないほど楽しみにしている

~するのが楽しみ

「~することを待てないほど楽しみにしている」「~したくてたまらない」という意味で使われ、I can’t wait to go have two weeks off after this project is done.「この仕事が終わって2週間の休みを取るのが待ちきれない」のようにtoの後に動詞の原形を置いて使います。

しばしば、to see how + 人 will ~を置いて、何かを仕掛けたり効果を期待して起こした行動によって、人が起こすリアクションを楽しみにしている、という場合にこの表現が使われます。I can’t wait to see how she will react when she finds the present!「彼女がプレゼントを見付けた時どんなリアクションするのかが楽しみだ」、I can’t wait to see how this will surprise people!「これがどんなふうに人々を驚かすのか、ワクワクするよ」のように、早く結果が見たくてウズウズする気持ちを表します。

また、起こる予定であることが、嫌なことであったり、つまらないので全く楽しみではないような場合にも、皮肉としてcan’t waitを使うことがあります。

~が起こるのが楽しみ

forの後に楽しみにしているイベントなどできごとを置いたり、for+人+toと続けて「人が~するのが待ちきれない」として、起こるべきことをワクワクしながら待っているニュアンスを含ませることができるフレーズです。

I can’t wait for the concert next week.「来週のコンサートが楽しみだ」、I can’t wait for him to find out who I got married to while he was out of town.「彼が街を出ている間に、私が誰と結婚したのか、彼が知ることになるのが楽しみだ」のように使います。

特定の日・時が来るのを待てない

until「~まで」を使い、I can’t wait until Christmas.「クリスマスまで待てない」と、その日が来るのを指折り数えて待つような場合にもよく使われます。通常はこのように「待てないくらい楽しみ」という気持ちを表しつつはやる気持ちを抑える時に言いますが、本当に待てずにその日が来る前に行動を起こしてしまいそう、あるいは実際起こしてしまうことを決める時にも使われます。

ものごとが緊急を要する

例えば緊急に上司に相談が必要な案件が発生した時に、「後で話せる?」と言われても「いいえ、急ぎの要件です」と食い下がってこの件を優先させなければならないような事態に、It/This can’t wait.と言います。タイムリミットが迫っているなど、対応や解決などに一刻を争うような場合や、また、すでに進行しているものごとが、中止や延期、遅延などが許されないような場合にも使われることがあります。




can’t waitに関してよくある勘違い

ものごとが緊急を要する時に使うIt can’t wait.という表現は、直訳すると「この要件は待てない」となり、日本語にはない感覚の言葉の使い方なので、使うのに戸惑う人も多いようです。

ものごとを主語とする場合、It can’t be helped.「それは助けられない」→「仕方ない」のように受動態にするほうが日本語話者にはわかりやすく、そのためIt can’t wait.を誤ってIt can’t be waited.としてしまう間違いが起こってしまいます。

It can’t be waited.とすると、It「火急の用事」がcan’t be waited「待たされることができない」となり、一見文法的に正しいような錯覚も生まれます。ところが、It can’t wait.のItは「火急の用」「緊急の案件」を表し、この先を急いでいる「火急の用」という名の、すでに走り出していて止まることのできない猛スピードの車が、こちらの都合に合わせてのんびりとは待ってくれず、走り続けているようなイメージでとらえる必要があります。そのスピードに乗り遅れないよう、こちらも追いついて最優先で対応しなければならない、というのが、このフレーズの意味なのです。

英語では、ものやものごと、行動などを主語にして、まるで人であるかのように例える話法が多いので、It can’t waitの表現を学ぶのを機にそうした“英語的な考え方”も身につけるようにすると良いでしょう。




can’t waitをビジネスやメールでも使える表現に言い換えると?

「時間がない」「我慢して待てない」という意味や、「「待ちきれない」「待てないほど楽しみ」「待ち焦がれる」という意味で使うI can’t wait to/for~は、楽しみでワクワクしている興奮を抑えられない、という気持ちを素直に表す、とてもカジュアルな口語表現です。ビジネスでは、同じように「待ち望んでいる」というシチュエーションであっても、子どものようにワクワクする気持ちをストレートに表すのではなく、もう少し感情を抑えたビジネスライクな表現を使うようにしましょう。

「緊急の要件」のような意味で使うIt can’t wait.は、同僚同士や上司と部下の間、担当者レベルの打ち合わせや商談などではよく使われますが、文書やよりフォーマルなシチュエーションでは他の表現を選んだほうが適切です。

待てない、我慢できない

The clock is ticking.

「時計の針はどんどん進んでいる」という表現で、「時間が押し迫っている」という状況を言い表すことができます。期限などが迫っているので、あまりのんびりは待っていられない、ということを訴えるフレーズです。

We’re running out of time.

より直接的に「時間がなくなってきている」と表す言い方です。

due

「期限」「期日」を表すdueを使い、The due is tomorrow.「期日は明日です」とタイムリミットを確認することで、「それ以上は待てない」ということを明確にする方法もあります。

at the end of one’s patience

patienceは「我慢」という意味で、「精神的に我慢の限界である」という表現になります。ちなみに物理的・肉体的な「耐えうる限界」とはat the end of one’s enduranceと言います。

楽しみにしている

look forward to ~

「~を楽しみにしている」という表現の定番フレーズで、カジュアルな場面でもビジネスシーンでも使うことができます。toの後には必ず「楽しみにしていることがら」を示す名詞や名詞節を置かなければならないことに注意しましょう。

×We are looking forward to see you again.

〇We are looking forward to seeing you again.

「あなた方にまたお会いできるのを楽しみにしています」

can’t waitのワクワク感を付け加えたい場合は、We look eagerly forward to ~として「心待ちにしている」というニュアンスにすることもできます。

await ~

「待つ」という意味のwaitよりも「待ち望む」「期待する」というニュアンスが強くなる語です。

long-awaited

「待望の」「待ち望んでいた」「満を持しての」という意味の形容詞です。

be eager to ~

「~することを熱望している」「しきりに~したがっている」と、熱意をもって何かをしたい、という強い気持ちを表す表現で、その機会をずっと楽しみに待っている、というニュアンスになります。

wait eagerly to/for

eagerの副詞形であるeagerlyをwait to/for「~を待つ」の中に入れ、「今か今かと待ち望む」という表現にすることができます。

急を要する、重要な

urgent

「緊急の」「至急の」という状況をビジネスシーンで表す時に、もっとも一般的によく使われる形容詞です。This is urgent.と一言いえば、緊急の事態、至急の要件のことだな、ということがすぐにわかります。言葉で言うだけでなく、至急目を通す必要がある書類にメモで“URGENT”と書いて貼ることもよくあります。

emergency

「緊急事態」「非常事態」という意味で、通常は、人の安全や組織の存亡にかかわるような重大かつ緊急を要する危機に使われる言葉です。緊迫した局面などで事の重大さを強調するために、あえて大げさにこの言葉を用いることがあります。

top priority

「優先するべきこと」「優先事項」という意味のpriorityの中でも最上位であることをtop priority「最優先事項」という言葉で表します。This is our top priority.「これが今私たちが最優先すべきことです」と優先順位を明確にする時に使われます。

time-sensitive

「時間的な制約がある」という状況を表す形容詞です。This case is time-sensitive.「この案件は時間が勝負です」という表現は、タイムリミットが迫っていたり、時間をかければかけるほど損失が大きくなる問題の対応や解決を急ぐような場合によく使われます。

cannot be delayed

早急に対応する必要がある案件を主語にし、それを「遅らせることができない」「先延ばしにできない」と表現することもあります。




can’t waitを活用した例文・会話文

A: Miss Wong, I know the due is today, but could I bring the application tomorrow? It’s all done but I left it at home.

ウォング先生、今日が締め切りだってわかってるんですが、願書を明日持ってくることはできませんか?準備はできたんですが、家に忘れてきてしまって。

B: Oh no. I have to submit all the application forms to the committee today. Is it possible to run home and bring it back within an hour? I can’t wait any longer than that.

まあ、どうしましょう。全員分の願書を今日委員会に提出する予定なのよ。急いで家に取に帰って、1時間以内に戻ってくることはできない?それ以上は待てないわ。

A: (Looking at a flyer)Lantern festival is going to start this weekend! I’ve never been there.

(チラシを見ながら)ランタン・フェスティバルが明日から始まるって!行ったことないのよね。

B: Look, it says there will be a parade, lion dance, and a lot of food stalls. Sounds exciting!

見て、パレードや獅子舞、屋台もたくさん出るって。楽しそう!

A: Why don’t we go check it out on Saturday?

土曜日に行ってみない?

B: Sure, let’s do that! Can’t wait!

いいわね、そうしよう!すごく楽しみ!

A: Your best friend’s wedding is tomorrow, right? Are you excited?

君の親友の結婚式は明日だろ?楽しみ?

B: Yeah, I can’t wait to see her in a wedding dress. She must be so beautiful!

ああ、彼女のウェディング姿を見るのが待ち遠しいよ。きれいだろうなあ!

A: Did you watch the boxing match last night? It was definitely the best bout this year! Those two guys were level pegging and both of them were in the best condition.

昨夜のボクシングの試合見た?間違いなく今年一番の名勝負だったよ。実力が拮抗してて、2人ともコンディションも最高だった。

B: It was a great fight. The champion won this time but he almost KOed in the 10th round.

素晴らしい試合だったね。今回はチャンピオンが勝ったけど、10ラウンドはKOされる一歩手前だったね。

A: I know. It was very close. I can’t wait for the return match already!

そうなんだよ。あと少しだったよね。もう今から再戦が楽しみで仕方ないなあ!

A: Hey Nick, I need your help. I’m so swamped and I don’t even know where to start. Look at this, I have to…

なあニック、助けてくれよ。忙しすぎて何から手を付けて良いかさえわからないんだ。見てくれよ、この…

B: Sorry, Kevin, I’m off to ABC bank now. I gotta catch the Vice president today and convince him to make a deal with us! This can’t wait!

悪い、ケヴィン。今からABC銀行に行くところなんだ。今日こそ副頭取を捕まえて、うちの会社と取引するよう口説かなきゃ。これは今何よりも大事な件なんだ!

A: Oh, yeah, that is way more important. Good luck!

ああ、そうか、それはもっとずっと重要だな。頑張れよ!




can’t waitを応用した表現まとめ

couldn’t wait

「待つことができなかった」と過去形にすると、単純に「待つ」という行為ができなかった、という意味だけのフレーズになります。「我慢できなかった」「待っていられなかった」と、待っていたかったけど残念ながらできなかった残念な気持ちを表す表現になります。

can’t wait forever

「いつまでも待ってはいられない」という表現で、待っている間の焦りやいら立ちを表したり、待たせている相手にプレッシャーをかけるニュアンスがあります。あるいは、待つことをやめる、またはやめた、ということを、怒りや呆れを含ませながら「そんなにのんびりしてられなかったから」と理由を交えて告げるような場合にもこう言います。

can’t-wait jobs

「待てない仕事」という意味で、緊急あるいは先送りにできない大事な仕事を指します。

hardly wait to ~

can’tは「~できない」ですが、hardlyは「ほとんど~できない」という意味です。I can’t wait to ~ほどまで強くありませんが、それに近いくらいの熱量で「ほとんど待てないくらい~するのを楽しみする」という気持ちを表すフレーズです。

can’t waitとbe excitedのニュアンスの違い・使い分け方

「待てないほど楽しみ」というワクワクした気持ちを表すcan’t waitと、「興奮するほど楽しみ」というbe excitedは、どちらも先に起こるできごとをドキドキしながら待つような心の動きを伝える、高揚感を感じられるフレーズです。

日本語に意訳した場合はどちらも「楽しみ!」と訳することができ、意味に大差はないのですが、どういう思いで「楽しみ」なのか、その背後にある微妙な気持ちのニュアンスの違いをcan’t waitを使うかbe excitedを使うかで分けることができます。

I can’t wait.と言う時は、「早くその日が来てほしい」「待つのがもどかしい」と指折り数えて待つような場合です。シチュエーションとしては、楽しみなイベントの予定や、人に会うことのような、be excitedでも同じように気持ちを表せるシーンのほかに、「結果を早く知りたい」「効果を早くこの目で見たい」というような、期待したことが実際に起こるかどうかを確かめたい、というウズウズするような気持ちを表す場面でもよく使われます。

一方I’m excited.と言うのは、楽しみなことがらについて「考えるだけで興奮する」ような気持ちの高まりをストレートに表現したい時です。また、その楽しみなできごとが、自分にとってだけでなく周囲や社会全体も一緒に盛り上がろうとするような空気を作り上げている、というような場合にもしばしば使われます。スポーツのビッグイベントや、多くのファンが集うコンサート、街全体が活気づくお祭りなど、その雰囲気を楽しみたいという気持ちを表す時には、どちらかというとI’m excitedで表すことが多くなります。また、話している相手にとって楽しみな予定について、「私も楽しみ」と相手の気持ちになって一緒に共感するような場合に使うこともあります。




can’t waitの類似表現一覧

待てない

Time’s up.

「時間切れです」という表現で、これ以上待つことはできないと伝えることができます。

I’ve waited long enough.

「もう十分待った」ので、つまり「これ以上は待たない」と相手に通告する意味合いがあります。

I’m done waiting.

「待つのはもう辞めた」という意味で、今まで何度も、信じて待ったり期待して待つ、ということを繰り返してきたけれど、もう待つのはうんざり、という気持ちを表す時に使われます。「受け身でいることを辞めて積極的に行動する」という決意の表れを示す場合もあります。

楽しみにしている

I’m counting down the days.

楽しみなことが起こる日を「カウントダウンしながら待っている」という意味です。

I’m ready to/for ~

「~の準備はできている」という表現で、待ち望んでいることに対して心の準備ができている、という意味です。「楽しみ」という気持ちを、少し冷静に言い表すフレーズです。

I’m pumped up for ~

pumped upは、タイヤなどに空気をぱんぱんに入れている状態を表すスラング、I’m pumped upと言うと比喩的に「私は空気がいっぱい入った状態」、つまり「準備万端」というニュアンスになります。be ready for ~と同じく、楽しみなことに対する準備が十分できている、という表現で、より強い興奮を表すことができます。

be dying for

「~したくてたまらない」という、通常我慢していることや、したくてもできないでいることを渇望している様子を表すフレーズです。「その時がついに来るのを待っている」というイメージで、楽しみにしていることをこう言い表すことがあります。

be desperate to/for ~

形容詞のdesperateは「必死の」「死に物狂いの」「欲しくてたまらない」という意味で、be desperate to+不定詞で「~したくてたまらない」、be desperate for+名詞で「~が欲しくてたまらない」という、何かを欲してウズウズしている気持ちを言い表す表現です。手に入れたくても入らないもの、実現したくてもなかなかできないことについて使うことが多いのですが、少しでも望みがある場合、その望みをかなえようと必死になっているイメージで使われることもあり、通常はネガティブなニュアンスが強いフレーズです。

would kill to ~

例えとして「人を殺してでも~したい」というくらい強い欲望を表すフレーズです。

die for

こちらは「~のためなら死んでもいい」という例えの、欲しくてたまらないものへの欲望を表すフレーズです。




【番外編】can’t waitの表現が使われている曲を紹介!

「Runaway」by Bruno Mars

本名をPeter Gene Hernandezというハワイ生まれのシンガー・ソングライターは、ブルーノ・マーズというステージネームで世界中に知られる大スターです。

その音楽スタイルは、ポップ/R&Bソウル/ヒップホップ/ロック/レゲエと、ジャンルにとらわれない幅広いもので、人気と才能、カリスマ性は、King of Pop「ポップの王様」と称されたレジェンド、マイケル・ジャクソンにたびたびなぞらえられ、「次世代のマイケル・ジャクソン」に最も近い存在とさえ言われています。

デビューに先立ってSmeezingtonsというプロダクション・チームを仲間と共に立ち上げ、2010年にB.o.Bの「Nothing’ On You」やトラヴィ・マッコイの「Billionaire」の制作とコーラスで参加したことで、一気に注目が高まります。時を移さずリリースした彼自身のデビュー・アルバム「Doo-Wops & Hooligans」は、全米では最高3位、カナダやドイツ、オランダ、イギリスなどの国々でチャート1位を獲得する世界的ヒットとなって、彼の名声は瞬く間に全世界に広がりました。

シンガーとして、ソングライター/プロデューサーとしての非凡な才能と、エンターテイメント性にあふれる曲作りやステージ・パフォーマンスへの評価の高さは、2019年までにグラミー賞11回、アメリカン・ミュージック・アウォード9回受賞などの数々の受賞歴が示しており、売上もシングル2億枚以上、アルバムは2600万枚以上を記録するなど、名実ともに世界のトップ・アーティストの一人と言えるでしょう。

数々のヒット曲を持つ彼ですが、「Runaway」はシングル化もされておらずこれまでにリリースされた3枚のアルバムにも収録されていない「幻の名曲」とされているバラードです。

忙しさのあまりすれ違いが続く恋人に、そんな中でも彼女のことを片時も忘れていないということを伝えつつ、埋め合わせに「日々のごたごたから1日だけ二人で逃げ出そう」と提案するラブ・ソングで、When everything in love gets so complicated,「愛する二人にとってすべてが複雑な問題に思える時」It only takes a day to change it「それを変えるのにはただ1日が必要なだけ」What I have to say can’t wait「僕が言いたいことは待ったなし」All I need is a day.「必要なのは1日だけなんだ」と、今何より大事なのは、たとえ1日でもいいから彼女とすごす2人だけの時間を取り戻すことだ、と歌っています。

まとめ

can’t waitは、英語の大きな特徴である、「“例え”によって強い感情や大変な状況を表す」ということと、「ものごとを主語として文を組み立てる」という2つの要素が入った、とても英語らしい表現です。このフレーズを、ただ「楽しみだ」「至急の用である」という英訳として機械的に覚えてしまわずに、「待てない」という根本的な意味のフレーズを、どういう場面でどのような気持ちで使っているのか、感覚的に身に着けるよう心がけてみてください。can’t wait「待てない!」という言葉の響きとニュアンスをうまく状況に乗せて伝えられた時、きっと英語的な考え方や言葉の使い方の面白さが感じられるでしょう。

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