Let me seeの意味や答え方は?具体的なシーンや例文、類似表現を解説!

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<目次>

Let me seeの意味や発音・アクセント

Let me seeの意味

letは使役動詞の一つで、let+人/物+動詞で「人/物に~(動詞)させる」という意味になります。seeは基本的に「見る」という意味があり、目で物を「見る」という直接的な意味と、様子を「見る」という比喩的な意味との両方で使われます。letの使役動詞としての役割は、他の使役動詞のmakeやhaveなどと違い、強制力や命令のような意味合いは強くなく、「~するのを放っておく」というイメージです。Let me ~で、「私に~させてください」というお願い、または協力や手助けの申し出になり、Let you ~のように自分以外の人に「(人が)~するのを許す/放っておく」、と言う場合に使います。

let me seeは、視覚的な「見る」と様子・状況を「見る」2つのseeの意味の微妙な違いによって、「私に見せてください」という言葉通りの意味にもなるし、「私に様子をみさせてください」=「ちょっと考えさせてください」という意味にもなり、後者から、会話の途中で「ええと…」「ちょっと待って…」と考える間時間を稼いだり場をつなぐフレーズにもなります。

Let me seeの発音・アクセント

letのtは発音せず、レミースィーという発音になります。歌の歌詞などではしばしば発音通りにLemme seeと書かれているのを目にします。ゆっくり言う時は、レとミの間にほんの少しだけtの部分に音ではなく“余白”が入るので、音楽でいうところんお16分休部を挟むような感覚で、レッミースィーのように発音します。通常leにアクセントを置きますが、「見せて!」と何かを物理的に見せてほしい場合にはseeのほうに強めのアクセントを置くこともあります。



Let me seeを使う時の具体的なシーンや含まれるニュアンス

見せて

人が持っている、または見ている物を、自分も見たい時に、「ちょっと見せてみて」というニュアンスで使います。例えば、誰かが雑誌を読んでいてある写真について「これステキ」などとコメントした場合に、「私にも見せて」とお願いするためにLet me see.と言ったり、何かの文章を読んでいる人が「これってどういう意味かなぁ?」と内容が理解できないでいる時にLet me see.「どれどれ、ちょっと見せてごらん」と助けを申し出るような場合に言ったりします。病院でお医者さんが患者さんに患部を見せてもらう時にもLet me see.「ちょっと見せてみてください」と言うのが定番です。

何を「見せて」と言っているのかが明らかな時は、Let me see.だけ単独のフレーズで使うことが多いのですが、もちろんLet me see your hands.「あなたの手を見せてみて」のように見せてもらう対象となる名詞や名詞節、文を後に続けることもできます。

Let me see you ~と、let me seeの後にyouで始まる文を続けて「あなたが~するのを見せて」という使い方や、wh節、how節を続けて「…が何を/いつ/どこで/どのように~するのか見せて」という文を作ったり、if節を続けて「…が~かどうか見せて」という言い方をすることもあります。これらの場合の「見せては」、視覚的に見せてという場合もありますし、「示して」という意味でshow meに近い意味を持つこともよくあります。

考えさせて、確認させて

seeを目で「見る」という意味ではなく、様子や物事を「見る」という意味で、「観察する」「見通す」「調べる」というようなニュアンスを含んで使う時は、しばしばセンテンスの中でwh節、how節やif節を伴って使われます。

例えば、家に遊びに来た友だちに「何か冷たい飲み物ある?」と聞かれた場合、Let me see what I have in the fridge.「冷蔵庫に何があるか確認させて」と言うことで、「さて、何が冷蔵庫に何があったかな」と確認するニュアンスになります。

ええと…

何かを質問されたりお願いされて、即答せず少し考える時間や調べる時間が必要な時に「ええと…」「うーんとね…」「そうだなぁ…」「ちょっと待って…」というニュアンスでよく使われます。名前などを思い出そうとしている時にもよく使う表現です。



Let me seeに対しての返事や答え方のパターン13選

相手が返答や反応に時間が必要で「ええと…」という意味でLet me see…と言っている場合は、通常時間を与えてあげるために黙って待ちます。具体的に何かを「見せて」と言われたり、「~できるか確認してみます」と自分のために調べたりしてくれている場合は、それぞれのシチュエーションに応じて次のように答えましょう。

Sure./OK.
Here you are./Here it is./Here you go.
Check this out.
This is it.
Thank you.
I appreciate it.
That would be great.
Sorry to bother you.
Actually,it’s OK.
Never mind.

「見せて」と言われた場合

Sure./OK.

何か手にしている物などを「ちょっと見せて」と言われたら、「はい」「いいよ」というニュアンスでSure.やOKと答えます。日本語では「はい」と答えることも多いのでYes.と言ってしまいがちですが、この場合は少々不自然です。

Here you are./Here it is./Here you go./Here.

「はいこれ」「どうぞ」というふうに提示したり渡しながら返すフレーズです。フォーマルな場やていねいに言いたい場合はHere you are.やHere it is.と言い、カジュアルな場合はHere you go.やHere.と言います。

Check this out.

「確認してください」と特に注意して見てほしい時に使います。

外国に入国する際の入国審査で、日本人の人がパスポートなどを見せながらPlease check.や、Check this out.と言っているのを聞くことがありますが、ただ「はいどうぞ」と手渡すシチュエーションでは“check”という単語はあまり使われません。「どうぞ確認してください」と特にしっかり見てほしい、調べてほしい場合にのみ使います。

This is it.

「これがそうです」というニュアンスで、色々探した書類の中から正しいものを見つけ出して「ああ、これこれ」と、その書類がまさにそうですよ、と伝えたい場合にはこういう言い方もあります。

依頼に応じて、または好意で、「~できるか確認させてください」と調べてくれている場合

Thank you./ I appreciate it.

それほど難しくないことをお願いしたり、ちょっとした好意で何かを調べてくれている場合は、シンプルにThank you./Thanks.「ありがとう」と伝えましょう。より強く謝意を表したい場合は、Thank you very much.やThank you so much.と言っても良いし、よりフォーマルにI appreciate it.「感謝します」と言うと良いでしょう。

That would be great.

Thank you.のようなお礼が、とりあえずトライしてもらえることに感謝を述べているのに対して、That would be great. は、「もしそうしていただけるとありがたいです」と、解決策が実現した時のことを考えて「そうなったら嬉しい」という気持ちを表します。

Sorry to bother you.

わざわざ骨を折ってくれて申し訳ないな、という気持ちを伝えたい場合は、「ご迷惑かけてすみません」というニュアンスでこのようなフレーズを使うこともあります。

Actually,it’s OK.

わざわざ調べてもらうまでもないな、面倒そうだな、と思いなおして、調べなくても良いと断る場合、Actually「実は」「やっぱり」と言ってからIt’s OK.「大丈夫です」と調べてもらうの遠慮したりやめてもらったりします。この後にさらに、調べてくれようとしたその気持ちに対してThank you.とお礼を言ったり、Sorry.と謝るとより良いでしょう。

Never mind.

「気にしないで」と言う言い方で「やっぱりいいや」と断ることもあります。Actually,やYou know what?と言ってからNever mind.と言うことが多く、後にThank you.やSorry.と続けるのが一般的です。



Let me seeに関してよくある勘違い

学校ではletを『使役動詞』というくくりで学ぶことから、letにも命令や強制のニュアンスがあると勘違いしてとらえてしまうことがあるようで、Let me ~.というフレーズを使うのを躊躇したり、うまく使いこなせない人が多いようです。

Let me ~.という「私に~させて」というフレーズは、「どうぞ私に~させてください」「私が~するのを許してください」と許可を得る形をとって依頼や手助けの申し出をするニュアンスがあります。お願いの意味で使う場合、Can I ~?よりも積極的で、させてもらえるであろうことが前提でのリクエストにはなるので、きちんと「~してもいいですか?」と聞きたい場合には少し強引に聞こえなくもありませんが、友だち同士のカジュアルなシチュエーションでは、高圧的な印象を与えずに「~させてくれる?」「~していい?」とお願いする時にも気軽に使いやすいフレーズです。

また、手助けを申し出る時には「~させて」と言うことで「ぜひ手伝いたい」という積極的なニュアンスが含まれるので、言われたほうも気兼ねなく「じゃあお願い」と頼みやすくなります。

Let me see.は、後に見せてほしい物を表す単語や節が続く場合は「~を見せてくれる?」という依頼、後に確認させてほしい事がらが続く場合は「~を確認させてください」という手助けの申し出ですので、勘違いせずに気持ちよく答えるようにしましょう。

また、単独でLet me see…と言っている時は、ただ「ええと…」「そうだな…」と次の言葉や行動を考えているだけで特に意味はないので、こちらが何か答えたり行動しなければいけないのかと慌てる必要はありません。



Let me seeをビジネスやメールでも使える表現に言い換えると?

見せてください

この意味で使うには、ビジネスの場ではLet me seeは少しカジュアルすぎる響きがあります。let自体にカジュアルな響きがあるのですが、seeの代わりにLet me have a look at ~とすることで、letを使った同じ意味のフレーズでも、少しフォーマルな印象になります。

それ以外には、こうした表現も使ってみましょう。

May I see ~?

「~を見せていただけますか?」というていねいな表現です。Let me see.は「ちょっと見せて」というニュアンスなので、ビジネスの場ではこのように正式にお願いをしましょう。

Do you mind if I have/take a look at ~?

よりていねいに「~を見せていただいてもかまいませんか?」というニュアンスです。

ええと…

言葉を続ける前に少し考えたり調べる必要があったり、即答できなくて時間稼ぎをしたいような場合に「ええと…」のようなニュアンスで使うのであれば、ビジネスの場でもLet me see….と言うことはよくあり、特に失礼ではありません。

ただ、言葉に詰まってLet me see…を連発すると、知識や準備が足りない、頼りない、という印象を与える恐れもありますので、状況によって次のようなフレーズを使い分けて場を切り抜けることもできます。

Well…

「ええと…」「さて…」と次の言葉を探す間の定番フレーズです。

That’s very interesting….

「それは大変興味深いですね」といったん相手の意見などを肯定しておいて、次の一手を考えるのも一つの手です。

That reminds me (of) ~.

「~と言えば、」「そういえば」と、相手の話から関連することを続けてとりあえず場をしのぐことも定番の手です。

As far as I recall, /If my memory serves me correctly,

「私が覚えている限りでは」「私の記憶が確かであれば」と一言挟んでいる間に返答を準備したり、相手が言った事を正面から否定するのではなく、いったんやんわり「自分も間違ってるかもしれないけど」と謙虚な姿勢を見せた上で相手の間違いや矛盾を指摘するのも、ビジネスの場ではよく使われる方法です。

It’s on the tip of my tongue,

名前などを思い出そうとしている時に、「ええと、喉まで出かかってるんだけど…」というつなぎのフレーズです。

For example,/For instance,

「例えば」と例を挙げることで結論を急ぐのを避けたり考えをまとめたりすることがあります。似たようなフレーズで、To give you an idea,「一つ例を挙げると」と言ったり、Let’s say ~.「仮に~ということにしましょう」という言い方もあります。



Let me seeを活用した例文・会話文

A: When is the best time for the next sales meeting for you?

次の営業会議はいつがいい?

B: Let me see…I’m free between 1pm and 3pm next Tuesday.

ええと…(スケジュールを確認して)今度の火曜日の午後1時から3時が空いてるよ。

A: Whoa! I found a picture of us when you got so drank last week!

おっと、先週めっちゃ酔っ払った時の私たちの写真見つけちゃった!

B: Let me see! Oh no! We were totally hammered…!

見せて!いやだ、完全にベロベロじゃん…!

A: Huh, I don’t understand what this means.

うーん、どういう意味かわからないなぁ。

B: Let me see. Well, I think it just says you should turn it on before you connect the devise to it.

見せてごらん。ええと、どうやらデバイスをつなぐ前に電源を入れろってことみたいだよ。

A: What can I get for you?

ご注文は?

B: Actually I was wondering if I could have something gluten-free.

あの、何かグルテン・フリーのものは頼めるかしら。

A: I believe all these lunch items contain some gluten, but let me see what our chef can do.

ランチメニューは全部グルテンが入ってるはずなんですが、シェフに何か案があるか確認してみますね。

B: That would be great.Thank you so much.

そうしてもらえると助かるわ。どうもありがとう。

Let me seeを応用した表現まとめ

Let’s see

let me seeが「私に~させて」であるのに対し、let’sは「~しましょう」です。Let’s see how it goes.というと、「様子を見てみましょう」と一緒に見るというニュアンスになります。

「ええと」という意味で使うLet me see.同様、単独のフレーズでLet’s see.と、「ええと」「さて」という意味でも使います。

Let me see what I/we can do.

通常サービスでは提供していないリクエストを受けた際になどに、「リクエストに応えるために自分たちとしてどういうことができるか調べてみます」という意味で、「確認いたしますので少々お待ちください」と答えて臨機応変に対応する時の決まり文句です。

例えば、ホテルで予約した部屋をグレードアップできないか、と頼んだりすると、フロントの係りの人がLet me see what we can do.と言ったりします。同じシチュエーションでifを使って、Let me see if I can upgrade your room to a junior suit.「ジュニアスイートにアップグレードできるかどうか確認してみますね」という言い方もできます。



Let me seeとLet me thinkのニュアンスの違い・使い分け方

Let me see.もLet me think.も両方「ちょっと考えさせてください」という意味で使います。ただ、Let me see.は「ちょっとだけ考えさせて」「ちょっと待って」というほんの短い時間だけ待ってもらえればすぐ答える、とのニュアンスであるのに対し、Let me think.は文字通り「考えさせてください」という意味合いが強くなります。

そのため、Let me see.は「ちょっと待って」「ええと」などとフレーズにあまり意味を持たせずに使うことがよくあり、通常それほど時間を置かずに次の言葉を続けますが、Let me think.は、「ちょっと考えさせて」としっかり考える時間が必要な時に使うフレーズで、少しの間考えて答えや言葉をつなげることもあれば、また後で、あるいは後日返答することもあります。Let me think about it.「それについてはちょっと考えさせて」と言ったりもします。

また、wh節やif節を後に続ける場合、Let me seeであれば解決策を考えすぐに提示する用意があるニュアンスがあるのに対し、Let me thinkを使うと、とりあえず考えることにポイントを置くイメージになります。

Let me seeの類似表現一覧

Can I see ~?

「~を見てもいい?」という聞き方で「~を見せてくれる?」という依頼になり、Let me see ~.に近いニュアンスですが、もう少し控えめです。

Show me.

命令形になるので、Let me see.よりも強く「見せて」と要求していることになります。

Let me check.

「確認させて」の別の言い方で、より具体的にcheck「確認する」シチュエーションで使います。

You know,

文頭や文中に置いて、「えっと」「あの」「つまり」というニュアンスとして使うことができます。

uh/Umm

「あー」「その…」「んー」と、言葉がスッと出てこない時にとりあえずつなぐ言葉です。

How/What can I say…

「どう/なんて言ったらいいのかな…」と言葉が見つからない時や言葉を慎重に選ぶ時に使うフレーズです。

I mean

「ええと」「つまり」「て言うか」というつなぎのフレーズです。



【番外編】Let me seeの表現が使われている曲を紹介!

「Lay Lady Lay」by Bob Dylan

1962年のデビュー以来、あらゆるジャンルのミュージシャンを含む全世界の人々に大きな影響を与え続けている偉大なシンガー・ソング・ライターで、2016年には歌手として初めてノーベル文学賞を受賞したことも大きな話題となったボブ・ディラン。意外にも1969年にビルボードチャートの全米7位を獲得したこの曲が最後のトップ10入りシングルで、それ以降はセールス的に大きなヒット曲は出していませんが、2000年代に入ってからもアルバムがビルボードチャートで初登場1位となるなど、デビューから半世紀以上たった今も世界で最も影響力のあるミュージシャンの一人であることには間違いありません。

この曲は、しばしば詩人と評される彼のストレートなラブソングで、愛する女性にyour man「君の彼氏=自分」と一緒に一晩中一緒に過ごそうと歌っており、Until the break of day, let me see you make him smile「夜が明けるまで 君が彼(君の彼氏=自分のこと)を笑顔にするのを見せ続けて」と、少しひねった表現で「一晩中僕を幸せにして」という気持ちを表現しています。

まとめ

単独のフレーズとしてのLet me see.は日常会話で特に意味のない「ええと」というつなぎとしてよく聞かれますが、let+人+動詞の文型の一つとしてLet me seeで始まる文もかなりひんぱんに使われ、この使い方をマスターすると、letという便利な単語を使いこなすことができるだけでなく、その後にどう文をつないでいくかを様々なパターンで練習することで、より自然に長い文を作ることができるようになります。

映画やドラマ、ネイティブ・スピーカーたちの会話の中で、いかにひんぱんにLet me see.とlet me seeを使ったフレーズが使われているか、どういう場面でどういうニュアンスで使われているのかをよく注意して聞き、ぜひ自分の日常の会話表現の中に積極的に取り入れていきましょう。

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