賛成・反対を英語で伝える時の微妙なニュアンスの違いを解説

「賛成します」「反対します」。意外なようですが、特に仕事の場面では結構使う単語です。賛成・反対だと言い方がきついという向きには、同意する・しない、と言い換えても良いかもしれません。

よく使う表現だからこそ、言い方のバリエーションを覚えておきたい。そんな人にご紹介する「賛成!」「反対!」の表現色々を今回はお届けします。

AgreeとDisagree

皆さんご存知の、一番シンプルな言い方です。
“I agree with you”(賛成します)というのが一番シンプルな言い方でしょうか。

一方で、反対という場合、いつもdisagreeを使うわけでもありません。もちろん”I disagree with you”(反対します)というのも一つの言い方ではありますが、これは強い表現でもあります。日本語でも、もう少し婉曲に反対の意味を表すこともありますよね。

ですので、反対の場合も:

I don’t agree with you (賛成しません)
I cannot agree with you(賛成しかねます)

のようにagreeを使うことも多いのです。大人の事情はどの国にでもあるということでしょうか。

In favor ofとOpposed to

これは単語の組み合わせで賛意を示すフレーズです。

I am in favor of your idea(私はあなたのアイデアに賛成です)
I am opposed to your idea(私はあなたのアイデアに反対です)

というような使い方をすることが多く、また賛否の決議を取る際の:

Those in favor of this idea, please raise your hand
(このアイデアに賛成する方は挙手を願います)

という定番フレーズとしても使われます。

Agree/Disagreeに比べて丁寧な表現ではありますが、その分積極性は劣ってしまいます。場面を選んで使うと良いでしょう。

AcceptableとUnacceptable

Acceptableは本来「容認する」「異存がない」というような意味の単語ですが、賛意を表す場合にも使います。ただし、どちらかというと「許容範囲ギリギリ」といったニュアンスのある表現で、例えば

OK, I think it is acceptable

などという使い方をすると、「オッケー、まあいいんじゃない。許容範囲だよ」というようなニュアンスになりますので注意が必要です。

一方Unacceptableについては反対という表現ですが、これもdisagreeと同様に反対の表現としてはとても強いものです。

It is unacceptable(とても容認できない)

というように、よほどのことがないと会話の中に登場させるには強い表現ですので、これも注意しましょう。

AffirmativeとNegative

時計

ここからは少し変わった表現を見ていきましょう。このAffirmativeとはもともと「賛意の」「肯定的な」といった意味を持つ形容詞で、これをこのまま「賛成」という名詞として口に出すことは通常あまりありません。

けれど、ミリタリー物の映画をよく見る人は気がつかれるかもしれませんが、無線の連絡だと「了解」の意味でパイロットがよく使うのがこの単語です。
Negativeはその反対で、「違います」「反対」を簡潔に無線連絡する際に使う言葉です。

これが転じて、普段の会話や仕事の場面でも冗談めかして、あるいはちょっとした硬さを演出するために”Affirmative”、”Negative”と言うことがあります。口にする場面を選ぶと思いますので、まずは自分で言ってみるというより、周りの外国人がこのフレーズを発していたら、「賛成」「反対」と言っているんだなと思うくらいでいいかもしれません。

Thumbs upとThumbs down

よく映画批評で”Two thumbs up!”というフレーズを聞いたことのある方も多いかもしれませんね。親指をまっすぐ縦にあげる、いわゆるFacebookで言うところの「いいね!」のことです。当然Thumbs downになると、「ダメだね〜」ということになります。

カジュアルなフレーズですので、仕事のどんな場面でも使えると言うわけではありませんが、なかなか便利な言い回しです。

YeaとNay

「イエイ」と「ネイ」と読みます。何だこれ?と思われるかもしれませんが、これも賛成、反対の古くからの表現の一つで、現在では主にアメリカの議会で決議を取る際に使われます。先ほどIn favorの項で使った例文に当てはめるた、

Those in favor, please say Yea(賛成の方はイエイとご発声ください)

と言うようなフレーズが議会中継を見ているとよく出てきます。
ちなみに英国の議会ではこれがAyeとNoeになるそうです。

おわりに

日常に使えるものは限られるとはいえ、賛成・反対の表現は意外にバラエティに富んでいると思われた方もいるのでは?また、賛成なら問題ないですが、反対の表現をするのはなかなか勇気のいるもの。そんな際にもユーモアを交えながら色々な表現を試していかれるといいですね。

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この記事を書いたライター

佐々木希世

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高校からの10年をアメリカで過ごし帰国。外資系コンサルティング会社や大学院勤務を経て、コミュニケーション設計のプロフェッショナルとして独立。職場における関係者間の意思疎通をスムーズに行うことで生産性を上げる方法などを、著書やワークショップを通じて提供している。フリーライターとしてもビジネス書からママ向けオンライン・マガジンへの寄稿など、幅広い分野で執筆活動を行っている。

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