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このコラムでも何度かご紹介していますが、もともと英語には日本語ほどオノマトペや擬音語がありません。ですので、今回ご紹介する触感を表す単語も、形容詞や副詞といった修飾語が主です。
そんなことを踏まえた上で、いくつか手触り、テクスチャーについての英単語を見ていくことにしましょう。
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＜目次＞
1. Bumpy
これは日本語でいうと「ボコボコ」や「デコボコ」といった、凹凸のある質感を表します。デコボコ道（bumpy road）のような大きな表面のものにも、吹き出物が出た肌などの、小さな表面でも使います。
2. Bushy
「モシャモシャ」や「モジャモジャ」など、何かが密生して生えているような質感を表します。草木にも、髪の毛にも。
3. Damp
「ジメジメ」したさわり心地の時に使います。布地に対しても、空気に対しても使います。
4. Flaky
「パラパラ」「パサパサ」が日本語でいうと近い質感です。例えばクロワッサンなどのパイ記事を表すのはこの単語です。
5. Fluffy
日本語で言う「フワフワ」にあたる単語です。ウサギや毛足の長い小型犬の名前としてもポピュラーです。マシュマロやわたあめなどもfluffyです。
6. Furry
表現が難しいのですが、Fluffy（フワフワ）とBushy（モジャモジャ）の間を刺すような質感で、「モフモフ」（？）という感じでしょうか。
7. Limp
日本語で言えば「グニャグニャ」コシのない麺といったイメージです。
8. Mushy
「ドロドロ」の状態を指します。雨上がりの地面、茹ですぎた葉野菜といったイメージが近いです。Limpに続き、あまりいいイメージじゃないですね・・・
9. Ribbed
これは洋服や布地が、その織り方によって「うねのある」質感を持っていることを指します。ニットで「リブ編み」というのがありますが、その「リブ」です。これを日本語で一言で表すのは難しいかもしれませんね。
10. Rough
「ザラザラ」な質感を表す表現です。ただし、乾燥肌のことを言いたい場合はDryの方がいいでしょう。
11. Slimy
スライムという、ゼリーをもっと柔らかくしたようなおもちゃが以前ありましたが、そういった「ヌルヌル」「ネトネト」というような質感を指す言葉です。似たような単語に”Gooey”というのもあります。
12. Slippery
これは単語の意味どおり、滑りやすい「ツルツル」とした表面・質感をさします。「お肌がツルツル」というように、小さい面積や肌については用いません。
13. Smooth
では、肌には何を使うのかというとこちらです。「ツルツル」「スベスベ」というようなニュアンスを持ちます。”Fine”を使ってもいいでしょう。
14. Sticky
これは日本語でいうと「ベタベタ」「ペタペタ」です。糊がついてしまっても、お餅を食べていても、手にくっつくような質感のものであれば使えます。
15. Velvety
これも日本語一言で表現するのが難しい単語ですが、要は「ベルベットのような肌触り」ということです。柔らかく、しっとりしている布地などに用います。また、最近は「まろやかな」という意味で、ムースやアイスクリームなどの食品に使うこともあるようです。
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おわりに
英語を話す時に困るのは「こういう質感なんだけどな・・・」というのを擬音語で表せない時。こんな時、日本語のオノマトペの豊富さに驚いてしまいます。とはいえ、「触感」単語の基本だけいくつか覚えておけば、あとは実際に触ってもらったり、「似たような触感を持つ物にこんなのがある」とコミュニケーションすれば、大体はわかってもらえるでしょう。
どうしても英語にできない！という場合は外国人に日本語のオノマトペを覚えてもらうのもありかな・・・と最近では思っています（笑）。
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