映画『ペット(The Secret Life Of Pets)』のセリフに学ぶ英語のイディオム

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2016年に公開された映画『ペット』は、初級者さんでも英語が学びやすい作品です。使われている単語やフレーズが易しく、発音もとてもクリアに聞き取りやすく仕上がっているため「分からなくて挫折……」のストレスなし!

今回は映画『ペット(The Secret Life Of Pets)』のセリフから、たくさんの英語表現を吸収していきましょう!

映画『ペット(The Secret Life Of Pets)』の冒頭ナレーションの英語表現

画像引用:The Secret Life Of Pets | Universal Pictures

まずは冒頭のナレーションをほぼ丸ごとご紹介。アニメやファンタジー作品は、こうしたナレーションから始まることが多いですよね!『ペット(The Secret Life Of Pets)』の場合は主人公マックスの自己紹介なので日常的に応用しやすいのがポイント。

聞き取りもしやすいので、長文ですがぜんぶ一気にいっちゃいましょう!

I’ve lived in this city all my life. I’m Max. I’m the luckiest dog in New York…because of her. That’s Katie. Katie and I … Well, we have the perfect relationship. We met a few years ago, and, boy, let me tell you, we get along right away. You know, it was one of those relationships where… where you just know. And get this, she was looking for a roommate, and so was I ! So I just moved in that same day. (ぼくはNYっ子。名前はマックス。ニューヨークで一番ラッキーな犬なんだ。彼女、ケイティのおかげでね。ケイティとぼくは、なんていうか、完璧な関係。僕たちは数年前に会って、すごいんだよ、出会って即意気投合しちゃったんだから!運命の出会いってやつ。彼女はルームメイトを探してて、ぼくも探してた!だから迷わず同居開始)

  • relationship:関係
  • let me tell you:言わせて、本当に
  • get along:仲良くなる
  • right away:すぐに
  • so was I:自分も(同じ)
  • get this:よく聞いて

「let me tell you」は直訳だとちょっと違和感があるので、″これから話すことを強調するための前置き″くらいのニュアンスで捉えてOK!ちなみに文末に来る場合には「本当に」の意味になります。

「so was I」は、相手に同調する「Me too」と同じ意味を持つフレーズです。このほか、So do I や So am Iなど、So とIの間に入る単語を変えて使うのがポイント。たとえば上記したセリフなら『she was……』とセットになり、be動詞の過去形でつなげています。

・I like dogs(私は犬が好き)→ So do I
・I was busy today(今日は忙しかった)→ So was I
・I’m from Tokyo(私は東京出身です)→ So am I

このように、同調する文章で使われているのがbe動詞ならbe動詞、動詞ならdoやdidで受けるようにしましょう!「Me too」よりも丁寧で、大人っぽい印象を与えられますよ。

映画『ペット(The Secret Life Of Pets)』のセリフに学ぶ短い英語フレーズ・単語

ここからは、比較的短いセリフを中心に、単語や表現を学んでいきます。

But it never works! (うまくいかないんだ)

「work」には「働く」「作動する」「うまくいく」などの意味があり、日常的に本当によく使います!

・It doesn’t work.(これ動かないや)
・Does it work?(うまくいきそう?)
・It works!(効いてる!)

このように、たとえば何かが故障した・サプリの効き目があった・物事がうまく進む……などを伝えたいときに使ってみてくださいね。紹介したセリフは、「留守番をしたくないから色々試すけど、うまくいった試しがない」の意味で使われています。

Well, I won’t interrupt. (邪魔はしないよ)

「interrupt」には「邪魔する」「遮る」などの意味があり、会話の中に入っていくときによく使う単語です。

・Sorry to interrupt(お話中すみません)
・If I may interrupt,(お話をさえぎってしまいますが…)
・Don’t interrupt me while I am talking(話してるときに邪魔しないでよ)

ビジネスシーンでも活用しやすいフレーズですので、ぜひ『ペット(The Secret Life Of Pets)』で発音をマスターしてくださいね!

Mind your own business…(放っておけよ…)

こちらはフレーズ丸ごと使っての決まり文句で「余計なお世話だよ」の意味になります。あなたには関係ない、口出ししないでと伝えたいときに使えるちょっとキツめの言葉ですね!SNSなどでは頭文字を取ってMYOBと表現されたりもします。

I don’t like to use this phrase, because it’s offensive to our kind, but you are a bad dog! Katie’s not gonna like this. Ih-I can’t go to the pound.(犬として屈辱的な言葉だけど、君は″悪い子″だ!ケイティが泣くよ、保健所なんて)

少し長いセリフですので、分けてみていきましょう。まずは前半の【I don’t like to use this phrase, because it’s offensive to our kind, but you are a bad dog!】から。

【I don’t like to use this phrase,(この言葉を使うのは嫌なんだけど)】に直接つながるのは【but you are a bad dog!(でも君は悪い子だ!】の部分。つまり、this phraseはa bad dogを指しています。

この間に入っているoffensiveは「不快な」「攻撃的な」という意味。”a bad boy”を使いたくない理由を補足的にくっつけているニュアンスですね。the poundは「(動物の)保健所」です。

A few days later I was arrested animal control.(数日経ってから動物管理局に保護されたんだ)

be arrestedは「逮捕される」「捕まる」「保護される」など、受け身で使われることの多い単語です。刑事ドラマなどでもよく出てきますよ。

まとめ

今回は映画『ペット(The Secret Life Of Pets)』から、学べる英語のセリフをご紹介してきました。もちろん、実際の作品にはご紹介したセリフ以外にもたくさんの学習要素が詰まっています!

単語を調べ、文法を調べ、1つずつ丁寧に英語と向き合ってみてくださいね。「分かった」「聞き取れた」が増えるたび、英語はもっと楽しくなりますよ!

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