映画『ゴースト・ニューヨークの幻』名言に学ぶ英語表現

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ロマンス映画の王道作品である『ゴースト ニューヨークの幻』、ろくろの前で亡き恋人と愛を確かめ合うシーンはこの映画を観たことが無い方でも知っているでしょう。そんな『ゴースト・ニューヨークの幻』は、使えるネイティブ表現が盛りだくさん!

古い作品ではありますが、今でも十分に使える日常会話表現が盛り込まれているんです♪今回は『ゴースト・ニューヨークの幻』で英語学習をおすすめしていきます!

映画『ゴースト・ニューヨークの幻』がおすすめなのは英語力中級以上

映画『ゴースト・ニューヨークの幻』がおすすめ出来るのは、英語力中級以上の方。恋愛映画は総じて会話量が多く英語学習に向いているのですが、まぁなんせスピードが速いしスラングも多いんですね。

初級者さんが英語学習にするには、やや難易度は高いでしょう。中級者以上であれば、初見字幕無しでも6割程度は理解できるはず。

おすすめの学習方法は、

  1. ディクテーション
  2. 意味、文法チェック
  3. シャドーイング

この流れです。特に中級者以上になると、「想像力」を持つことが英語力UPのカギになります。たとえばディクテーションで正確に聞き取れなかったとしても、文脈や前後の単語から「ここに入るのは動詞の原形」「話の流れ的におそらくこの単語が入る」など、会話をする上でも使う英語に対する想像力です。

映画『ゴースト・ニューヨークの幻』名セリフから学ぶ英語表現

ディクテーションにチャレンジ!

今回ピックアップしたのは、ウーピー・ゴールドバーグ演じるインチキ霊能力者(オダ)が霊体となったサムを連れて、モリーと会う場面です。まずはディクテーション用のスクリプトを用意しましたので、ぜひ映画を観ながら試してみてください。

もしくは文章を読み、()内に入る単語を想像で入れてみましょう!

オダ-I don’t know you. I Don’t know this guy, Sam. But let me tell you what ( )( )( ) me. He kept me up all night singing  “I’m Henry the Eighth, I am.”

モリー-That’s how he got me to go out with him…Look, I’m sorry. I’m just—-I just don’t believe in this ( )-( )-( ) stuff.(それって彼がいつも私にしてたこと……いやでも″死後の世界″なんて信じられない)

サム-Well, tell her she’s wrong.(それは違うって彼女に伝えてくれ)

オダ-He says you’re wrong.(それは違うって言えって)

ディクテーション解答をチェック

ここからはディクテーション解答としてスクリプトを見ていきましょう。おさえるべきイディオムや発音もチェックしてくださいね!

オダ-I don’t know you. I Don’t know this guy, Sam. But let me tell you what he did to me. He kept me up all night singing  “I’m Henry the Eighth, I am.”(私はあんたのことも、この男サムも知らないけどね。この男が私に何してたか教えてあげるよ。一晩中『ヘンリー8世』の歌を歌って寝かせてくれなかったんだ)

「let me tell you」はそのあとに続く話を強調したいときに使うイディオムです。「あのね、」や「ちょっと言っておきたいんだけど……」のようなニュアンスで捉えればOK。

個人的にこういう強調系のイディオム、例えばGuess whatとかもそうですが、聞き手が「なになに?」と、しっかり耳を傾けてくれちゃうので意外と会話では緊張して使えません(笑)

モリー-That’s how he got me to go out with him…Look, I’m sorry. I’m just—-I just don’t believe in this life-after-death stuff.(それって彼がいつも私にしてたこと……いやでも″死後の世界″なんて信じられない)

「That’s how~~」の構文もよく使うので覚えておきたいポイント。「そうやって~~する」の意味を持ちます。「死後の世界」はlife-after-deathであらわすんですね!私はこの映画で初めて知りました。

サム-Well, tell her she’s wrong.(それは違うって彼女に伝えてくれ)

「Tell her/him/me」は意味自体は「〇〇に伝える」で簡単なのですが、発音の方を意識するとよりネイティブっぽく言えるようになります。特に「tell her」はhの音が脱落しますので、「テルハー」ではなく「テラー」が正解。

他にも「call her」「take him」など、英語にはh音の脱落がよくあるため、チェックしておきましょう!

オダ-He says you’re wrong.(それは違うって言えって)

「He says~~」や「She said~~」など人から聞いた話を伝えるときには、言葉をそのまま引用して伝える「直接話法」と、過去に起こった話について時制を変えて伝える「間接話法」の二種類があります。

たとえば「He says, “Yukari is so pretty”」のように、文章では引用符を置くのが直接話法。一方で間接話法は「He said Yukari was so pretty」と、過去形に変えて使うのが特徴です。

最後のシーン「同じく」の英語表現Ditto

モリー-I love you.
サム-Ditto.

モリー-I love you. I really love you.
サム-Ditto.

モリー-I love you, Molly. I’ve always loved you.
サム-Ditto.

愛してるを何度も伝えるモリーに対し、「Ditto」で答え続けるサム。「Ditto」は「同上」「同じく」の意味を持つ口語表現ですが、実は映画「ゴースト」で有名になった使い方なんですよね。Me tooよりも重いニュアンスというか、一語一句違わず同じ!の気持ちを強く伝えられる言い方。

まとめ

今回は映画『ゴースト・ニューヨークの幻』から、英語表現をご紹介しました。恋愛映画は日常会話で進んでいくので、覚えたフレーズをすぐにアウトプット出来るのがうれしいですよね。

ネイティブスピードに慣れつつ、どんどん新しい表現を吸収していきましょう!

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