映画『ノッティングヒルの恋人』名言に学ぶ英語表現

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ラブコメで英語を学びたい人へおすすめしたい作品のひとつが、『ノッティングヒルの恋人』。1999年公開で古い作品なのですが、日常会話表現をたっぷり学べる映画です。イギリス英語を学んでいる方にもぴったりで、イギリスならではのスラングも学べますよ。最高にロマンチックな映画『ノッティングヒルの恋人』のセリフから、たくさんの英語表現を学んでいきましょう!

映画『ノッティングヒルの恋人』のセリフに学ぶ日常英語表現

画像引用:Netflix

Shall I go and get you a cappucino? You know, ease the pain a bit.(カプチーノでも買って来ましょうか?少しは気が晴れるかも)

赤字を見て落ち込むウイリアムに対して気遣うセリフですが、「go and get」は「取りに行く」の意味で日常的によく使われるフレーズのひとつ。「go get」と略して使う人も多いのですが、どちらでも問題ありません。また、このセリフの中にある「ease the pain」は、直訳すると「痛みを消し去る」です。

I think the man who wrote it has actually been to Turkey, which helps.(著書は実際にトルコに行ってるんだと思う)/ウイリアム

ウイリアムとアナが初めて出会うシーンでのセリフです。「トルコに興味があるなら……」と本を手に取ってアピール。the manから続く関係代名詞whoを使った文章は、試験対策としてだけではなく、日常会話でも使いこなせるようになりたいポイント。

「the man who wrote it(これを書いた人)」のように、主語に説明を加えるときに便利です。映画のセリフを例文として使い、英作文を作って練習してみてくださいね。

It feels like how love should be.(深い愛を感じるわ)/アナ

シャガールの絵を見てアナが言うセリフですが、直訳すると「愛はこうあるべきと感じる」。ここで使われている「should be」は、ネイティブが頻繁に使う表現なのですが、「~すべき/あるべき」以外にもたくさんの表現が出来る言葉なんです。

教科書で習った「should=~すべき」の概念はいったん捨て去りましょう。というのも、shouldは憶測や推量の表現として使われることも多いため。たとえば「It should be Okay」は「OKであるべき」ではなく「OKじゃないかな」程度のニュアンス。便利な言い回しなので、映画の中でもどのようにshouldが使われているかチェックしてみてくださいね!

映画『ノッティングヒルの恋人』ロマンチックな英語表現

ロマンチックな作品には、真似したいおしゃれな言い回しもたくさん!『ノッティングヒルの恋人』では、お気に入りのセリフがある人も多いのではないでしょうか?

You are lovelier this morning than you have ever been(今朝の君は最高にきれいだ)

寝起き姿に幻滅されると言うアナに対してのセリフです。「lovely」を使うところがイギリス英語っぽくて良いですよね!

I’m also just a girl, standing in front of a boy, asking him to love her(私だってひとりの女の子、男の子の前で、愛して欲しいと願ってる)

アナの可愛らしい言葉ですね。

What happens next in your dream?(夢では次にどうなるの?)

こちらもアナのセリフ。偶然再会したときに「夢みたいだ」と言うウイリアムに対しての言葉です。

映画『ノッティングヒルの恋人』プロポーズのセリフで英語学習

『ノッティングヒルの恋人』と言えば、やはりラストの記者会見プロポーズのシーンが最高にロマンチックですよね。あの名シーンのセリフからも、英語表現を学んでいきましょう!

Are there any circumstances in which two of you might be more than just good friends?(2人が友達以上の関係だった可能性は?)/ウイリアム

  • circumstances:状況、環境
  • might:かもしれない
  • in which:関係代名詞

このセリフでの注目ポイントは「in which」の使い方。辞書には「その中に」「それに」といった言葉が載っているのですが、実は日本語にはない表現なんです。というのも、「in which」はあくまでも前後2つの文章をつなぐ関係代名詞だから。

日本語に関係代名詞は存在しません。そのため関係代名詞は無理に訳そうとせず、英語独特のルール(2つの文章をつなぐための言葉が必要)として覚えておきましょう!

I hoped there would be, but no. I’m assured there aren’t.(そうあって欲しかったけど、その可能性はありません。確信して言えます)/アナ

  • there would be:~だったら
  • assure:保障する、確信する

このセリフで使われている「there would be」は仮定法過去にあたります。「〇〇だったら」「〇〇しただろう」など、一般的な会話でもよく出てきますよね。また、assureはTOEICにも頻出の重要単語ですので、おさえておきたいポイント。

I was just wondering if it turned out that this person….I  just wonder whether if Mr. Thacker realized he’d been a daft prick and got down on his knees and begged you to reconsider whether you would, in fact, then reconsider?(ちょっと聞きたいんですが、もしその人……タッカー氏が己の愚かさに気づいて、あなたに跪いてもう一度考え直して欲しいと言ったら、考え直しますか?)/ウイリアム

  • turn out:~だと分かる、~の結果になる
  • realize:気づく
  • daft prick :馬鹿、まぬけ
  • beg:頼む

よく使われるのは「turn out」でそのあとに主語から続く文章をつなげて表現します。「turn out to be+形容詞/名詞」の形でも使われるので覚えておきましょう!「daft prick」はイギリス英語のスラングで、かなり汚い部類の言葉なんだとか。

Yes I believe I would.(ええ、必ず考え直します)/アナ

That’s very good news.  The readers of Horse & Hound will be absolutely delighted. (良いニュースです。″馬と猟犬″の読者も喜びます)/ウイリアム

How long are you intending to stay here in Britain?(イギリスにはいつまで滞在する予定で?)

Indefinitely.(永遠に)

まとめ

今回は映画『ノッティングヒルの恋人』から、日常会話で使える表現や名シーンのセリフから学べる英語をご紹介しました。イギリス英語ならではの発音にも注目して、映画を楽しんでみてくださいね!

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