スピーチ英語を学べる映画『インデペンデンス・デイ』

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1996年公開、ローランド・エメリッヒ監督によるSF超大作。
地球を襲う未知のエイリアンに、人類が国境を越えて団結し立ち向かう物語です。
主演はウィル・スミス、ジェフ・ゴールドブラム、そしてアメリカ大統領役を務めたビル・プルマン。

圧倒的な映像とスケール感の中に、希望と勇気を感じさせるセリフが満載。
特に、“スピーチ英語(説得力のある話し方)”を学びたい人にぴったりな作品です。

“Today, we celebrate our Independence Day!”
(今日は私たちの独立記念日を祝う日だ!)

この映画を象徴する名セリフ。
エイリアンとの最終決戦前に、ホイットモア大統領が全世界に向けて放つスピーチのクライマックスです。

celebrate:「祝う」
our Independence Day:直訳は「独立記念日」だが、ここでは“人類の自由を取り戻す日”の比喩。

アメリカの“愛国心”と“人類の団結”を力強く表すフレーズ。英語では「今こそ自由を勝ち取る日」という比喩的な“宣言文”として響きますね。
声の抑揚・リズム・間の取り方が完璧で、英語スピーチ練習の教材としても超有名です。
応用例:“Today, we celebrate our new beginning.”(今日は新しい始まりを祝おう。)

“Welcome to Earth.”
(地球へようこそ。)

ウィル・スミス演じるヒーローが、倒したエイリアンに向かって放つ痛快な一言。

Welcome to …:「〜へようこそ」
シンプルだけど、皮肉とユーモアが混ざった“カッコいい決め台詞”。こうした短いセリフは、アメリカ映画らしいユーモア×自信の英語を学ぶのにぴったりです。

“We will not go quietly into the night!”
(私たちは静かに夜へ消えたりはしない!)

ホイットモア大統領スピーチの冒頭部分。詩人ディラン・トマスの詩「Do not go gentle into that good night」へのオマージュで、教養と情熱を両立した名台詞です。

go quietly into the night:「静かに死にゆく」「黙って滅びる」
詩的で力強い表現。英語の比喩表現としても有名です。

この一文が、絶望の中の希望を象徴しています。

英語表現としてのワンポイントアドバイス

We will not … は「絶対〜しない」という強調構文。
 例:We will not give up.(絶対にあきらめない。)
celebrate は「祝う」だけでなく「称える」意味でも使えます。
・スピーチ英語の基本:短い文をリズムよく区切って言いましょう。
 “Today / we celebrate / our Independence Day!” のようにテンポを意識

まとめ

『インディペンデンス・デイ』は、SFアクションでありながら、勇気と団結のスピーチ映画でもあります。

・英語の発音・リズム・スピーチ構成を学ぶのに最適
・ウィル・スミス流の軽妙なジョーク英語も楽しめる
・英語学習者には 中〜上級者向け(プレゼン・スピーチの練習にも◎)

“Today, we celebrate our Independence Day!” は、映画史に残る「希望の宣言」。
聞くだけで背筋が伸びて、自分を鼓舞したくなる一言です。

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