
2004年公開の『君に読む物語(The Notebook)』は、ニコラス・スパークスの同名小説を原作に、ニック・カサヴェテス監督が映画化したラブストーリー。主演はライアン・ゴズリング(ノア役)とレイチェル・マクアダムス(アリー役)。
1940年代、身分違いの恋に落ちたノアとアリー。互いに深く愛し合いながらも、家柄や環境の違いによって引き裂かれます。しかし年月を経ても、二人のお互いへの思いは消えることがなく――。
愛の強さ、時間を超える絆、そして「人生で本当に大切なものは何か」を描いた、涙なしでは観られない感動作です。
“It wasn’t over, it still isn’t over!”
(終わっちゃいなかった、今だって終わってないんだ!)
ノアがアリーに向かって叫ぶ情熱的なセリフ。
・wasn’t over:「終わっていなかった」
・still isn’t over:「今だって終わってない」
シンプルな文法(過去形+現在形)で、愛の強さと切実さを強調。字幕では「終わりなんかじゃない、今もまだだ」と訳され、熱量がそのまま伝わります。
“It wasn’t easy. It’s going to be really hard. But I want to do that because I want you.”
(簡単なことじゃない。これから大変だ。でも僕はそれを選ぶ。君が欲しいからだ。)
ノアがアリーに告げる決意の言葉。
・It wasn’t easy.:「簡単じゃなかった」
・It’s going to be really hard.:「これから本当に大変だ」
・because I want you.:「君が欲しいから」
短い文を積み重ねて感情を表現しているのがポイント。文法的に難しくないので、そのまま暗唱におすすめです。短いセンテンスを積み重ねると、感情がストレートに伝わる英語になりますね。
英語表現としてのワンポイントアドバイス【wasn’t over/isn’t overの使い方】
“wasn’t over” の例文集
“wasn’t over” の使い方について、映画のセリフでは「(恋が)終わっていなかった」という意味でしたが、実際の英会話でもいろんなシーンで使えるんです。
ポイントとしては、過去形+否定で「終わったと思われていたけれど、実際にはそうじゃなかった」というニュアンスです。「当時はそう思ったけど、今振り返ると違った」という感情がこもるので、ドラマチックに響きます。例文をいくつかご紹介しますね。
・恋愛シーン
Our story wasn’t over; we just needed some time apart.(私たちの物語は終わっていなかった。ただ少し距離が必要だっただけ。)
・試合・ゲームの場面
The game wasn’t over until the last second.(試合は最後の1秒まで終わっていなかった。)
・人生・挑戦シーン
My dream wasn’t over just because I failed once.(一度失敗したからといって、夢は終わっていなかった。)
“isn’t over” の例文集
“isn’t over” は「現在も続いている」という強いメッセージ性を持ちます。恋愛では「まだチャンスがある」、試合や人生では「諦めるのは早い」という前向きなニュアンスを含みます。ドラマや映画でよく使われる表現なので、感情を込めて練習すると雰囲気もつかみやすいですね。
・恋愛シーン
This love isn’t over yet.(この愛はまだ終わっていない。)
・試合・ゲームの場面
The match isn’t over until the final whistle blows.(試合は最後のホイッスルが鳴るまで終わっていない。)
・人生・挑戦シーン
My journey isn’t over; I’m just getting started.(私の旅はまだ終わっていない。むしろ始まったばかりだ。)
まとめ
『君に読む物語』は、時を超える愛を描いた不朽のラブストーリー。
・英語は短く感情的で暗唱に向いている
・恋愛英語表現をリアルに学べる
・英語学習者には 初心者〜中級者向け
“It wasn’t over, it still isn’t over!” は、恋愛映画史に残る情熱の名言。愛の力を英語で学びたい人におすすめです。