
1965年公開の映画『サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)』は、ロバート・ワイズ監督による世界的名作ミュージカル。主演はジュリー・アンドリュース。
美しいアルプスの風景と共に、今も世界中で歌い継がれる名曲がちりばめられています。英語学習の観点では、歌詞がシンプルで覚えやすいことが魅力。繰り返し口ずさむことで、自然に英語のリズムや発音が身につきます。
今回は、その中から特に心に残るフレーズを3つご紹介します。
1. “The hills are alive with the sound of music.”
(丘は音楽の響きで生き生きとしている。)
映画の冒頭、タイトルにもなっている象徴的な一節。
・be alive with … :「〜であふれている」。
例:The streets are alive with lights.(街は灯りでいっぱいだ。)
丘を「生きているようだ」と比喩的に表現することで、自然と音楽の喜びを重ね合わせています。
2. “When the dog bites, when the bee stings, when I’m feeling sad, I simply remember my favorite things.”
(犬に噛まれたり、蜂に刺されたり、悲しい時は、大好きなものを思い出すの。)
『My Favorite Things』より。
・When …, when … と繰り返すリズムが心地よい。
・I simply remember …:「私はただ〜を思い出すだけ」というシンプルで日常的な表現。
嫌なことがあっても「好きなものを思い出すだけで元気になれる」という前向きなメッセージが、歌のリズムで自然に耳に残ります。
3. “So long, farewell, auf Wiedersehen, goodbye.”
(さようなら、ごきげんよう、また会いましょう、さようなら。)
子どもたちが歌う『So Long, Farewell』の一節。
・So long / farewell / goodbye はすべて「さようなら」を意味する表現。
・auf Wiedersehen はドイツ語で「さようなら」。
同じ意味の言葉をリズミカルに並べることで、挨拶の英語表現を楽しく学べる歌になっています。
まとめ
『The Sound of Music』は、美しい映像と共に シンプルで詩的な英語表現 が散りばめられた作品。
英語学習の観点では 初級〜中級者向け。
・歌詞は短く、繰り返しが多いので暗記に最適
・「比喩表現」「リズムのあるフレーズ」「挨拶表現」など幅広く学べる
・口ずさむだけで自然に発音とリズム感が身につく
歌の中のフレーズは「耳に残る=記憶に残る」ので、英語学習に最高の教材。楽しみながら覚えるのがポイントです!