映画『イエスマン』のセリフに学ぶ英語表現

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2008年公開の映画『イエスマン “Yes Man”』は、ジム・キャリー主演のコメディ映画。監督はペイトン・リード。

主人公カールは、何事にも「No」と言ってばかりで人生が停滞していた中年男性。ある日セミナーで「これからはすべてに“Yes”と答える」と誓ったことから、次々と奇想天外な出来事に巻き込まれていきます。
人との出会いや経験を通して、閉ざされていたカールの心が少しずつ開かれていく――そんな前向きでハートウォーミングなコメディです。

英語学習の観点からは、シンプルで日常的なセリフが多いため、とても聞き取りやすい作品。さらに、“Yes”という短い言葉を軸に、前向きな表現を学べるのも魅力です。

“The word is YES. open up your world to it.”
(答えは「イエス」だ。世界をそれに開いてみろ。)

映画のメインテーマを象徴するセリフ。

open up your world to … :「〜に心や世界を開く」という比喩的表現。シンプルな構文ですが、とてもポジティブな響きがあります。

“Yes is the new No.”
(イエスが新しいノーなんだ。)

セミナーで語られる印象的な一言。

X is the new Y は、「Xが新しいYだ」という流行を表す表現。
例:Orange is the new black.(オレンジは新しい黒だ)という有名フレーズもあります。

字幕の訳し方の妙

日本語字幕では「『イエス』で世界を広げろ」「イエスが新しいノーだ」と比較的直訳されていますが、どちらも英語の勢いとシンプルさを活かした名訳になっています。

英語表現としてのワンポイントアドバイス

open up to … :「〜に心を開く」。人間関係や新しい挑戦に使える便利な表現。
 例:She finally opened up to me.(彼女はついに心を開いてくれた。)
X is the new Y :ファッションや流行を語るときの決まり文句。覚えておくと会話がこなれます。
Yes / No の使い分け:単純ですが、「Yes」と答える姿勢が人生を変える、という映画ならではの学びが込められています。

まとめ

『イエスマン』は、ポジティブでコミカルな雰囲気の中に「挑戦する大切さ」を描いた作品。

英語学習者の視点では 初級〜中級者向け
・短いフレーズや日常的な会話が多い
・聞き取りやすく、シャドーイングの教材にも最適
・前向きな表現をたくさん吸収できる

“The word is YES. Open up your world to it.” のように、シンプルでも人生を変える力を持つフレーズが印象的。楽しみながら英語も学べる映画です。

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