
2013年に公開されて以来、多くの人に愛されているディズニー映画『アナと雪の女王』。英語学習の視点では初中級者さんにもおすすめ出来る内容です。
今回は『アナと雪の女王』について、英語学習を進めるときのポイント・英語フレーズ6選をお伝えしていきます!
映画『アナと雪の女王』は英語初級者さんにもおすすめの作品!
映画で英語を勉強するなら、「理解できる」「新しい表現を吸収できる」が両立できる作品を選ぶのがポイントです。しかし一般的な映画で使われている単語は、だいたいTOEIC700以上のレベル、会話はネイティブの日常(超早い)んですよね。
『アナと雪の女王』が英語初級者さんにもおすすめ出来るのは、声優のゆっくりはっきりとした声による聞き取りやすさが、理解度UPにつながるから。一方で、ディズニー作品の中では比較的難しい内容でもあります。
そのため最初から全て通して観るのではなく、5~10分程度のシーンに区切りながら、単語を1つひとつ確認して進めていくのがおすすめの方法です。
映画『アナと雪の女王』で英語を学習するステップ~初心者向け~
おそらく『アナと雪の女王』で英語を勉強したい人のほとんどは、すでにアナ雪のファンですよね。そんなあなたにおすすめの方法は、1日3分ずつに区切って勉強しながら観ていくこと。
先ほはど5~10分程度のシーンに区切って~……と書きましたが。映画で10分って、かなり長いんです(笑)会話量も膨大で、調べる単語量も多く、相当時間がかかってしまいます。
初心者さんであれば、最初は3分で十分!まずは集中できる・継続できるボリュームで始めてみてくださいね。
手順は、以下のとおり。
- スクリプトなしで聞き取りチャレンジ(ノートに書く)
- スクリプトで答え合わせ(単語チェック)
- 一時停止でリピート練習(スクリプトあり)
- 一時停止でリピート練習(スクリプトなし)
- 実際のセリフに被せて発話練習
リピート練習をすると、どうしても苦手な発音が出てくるはずです。その時には、まず何が引っかかっているのか?をクリアにしてみましょう。
たとえば「Rの発音が苦手」だったり、連結する2語をうまく繋げれなかったり……。苦手ポイントを明確にした上で、「正しく発音する」のではなく、「聞こえてくるままに声に出す」を意識すると変わります!
文法については、最初のうちはサラッとでOK。ただ、単語を調べる・語順を整理する、この2つは必ず確認しながら学習を進めるのがコツです。その上で、覚えた文法を使って英作文を作ってみると、より効率的な学習になりますよ。
まずは上記した方法で毎日少しずつ進めるか、もしくはお気に入りのシーンだけを繰り返すか、どちらでも問題ありませんが、最低1ヶ月程度は続けてみましょう!
映画『アナと雪の女王』に学ぶ英語フレーズ5選
それでは、映画『アナと雪の女王』の英語フレーズから、単語や文法を整理してチェックしていきましょう!今回解説する6つのフレーズを、実際に聞き取れるかチャレンジしてみてくださいね。
I’m scared. It’s getting stronger!(怖い…… どんどん強くなってる!)
be動詞 getting ~:~になりつつある
日常生活で本当によく聞く表現です!「It’s getting colder(だんだん寒くなってきた)」や「I’m getting fit(痩せてきた)」のように、状態が徐々に変化していく様子を表します。
また「I’m getting married(結婚します)」「I’m getting frustrated(ストレス溜まってきた)」など、近い将来に起こる予定や感情の変化にも使える表現です。
Getting upset only makes it worse. Calm down.(動揺は悪化させるだけだ、落ち着きなさい)
getting~:~の状態になること
make A~:Aを~にさせる
『アナと雪の女王』のこのセリフでは、「Getting upset(動揺すること)」が主語になっていますが、この点もおさえておきたい英語ポイント!
たとえば「Studying English(英語を勉強すること)is difficult」「Playing piano(ピアノを弾くこと)is fun」のように、動詞にingを付けると「~すること」となり、主語として使えるんですね。これがいわゆる動名詞と呼ばれるものです!
Don’t let them in. Don’t let them see. Be the good girl you always have to be.(彼らを入れないで。彼らに見せないで。今までのようにいい子にしてるから)
「Let me know(教えてね)」や「Let me see(見せて)」など、自分に何かして欲しい・させて欲しいときによく使う言い回しです。『アナと雪の女王』でのセリフ「Don’t let~(~させないで)」では否定形と、日常でよく使われる表現「I’ll let you know(知らせるよ)」では未来形といった具合に応用を覚えておくと、実際の英会話でも使いこなしやすいですよ!
So how exactly are you planning to stop this weather?(で、具体的にどうやって冬を終わらせるんだ?)
exactly:まさに、正確に
「exactly」は、ネイティブが超頻繁に、あいづちなどにもよく使っている単語のひとつ。まず『アナと雪の女王』でのセリフでは、「how are you planning~」だけでも「どのように計画しているのですか」と意味は成り立ちます。が、exactlyを入れることによって「厳密には」と具体性を問う言い方になっているんですね。
あいづちとして使うなら、そのままexactlyだけでOK!最近SNSなどでよく使う「それな」という言い方にも当てはまります。発音がちょっと難しいのですが、使いこなせると英語のこなれ感を出せるので、どんどん使っていきましょう!
I never knew winter could be so beautiful.(冬がこんなに美しくなるなんて、知らなかった)
could be~:~なる、~になるかもしれない
『アナと雪の女王』では、「winter could be so beautiful(冬は美しくなる)」として使っていますが、他にもcould beはいろいろな使い方があり、ネイティブが好んで使う表現です!
「なる」と言い切るのではなく「~かもね」の意味としてもよく使うのがポイント。「It could be true(それは正しいかもね)」「This could be the chance(これってチャンスかも)」など、強い確信ではなく推量する表現として使う言葉です。
助動詞はほかにも「~かもしれない」として使えるものが多く、could・might・may・can・should・ought to・would・willの順番で確信度が上がっていきます。
まとめ
ディズニー作品は総じて理解しやすい内容で、初心者さんの英語学習に向いています。
『アナと雪の女王』は、子供向けのペーパーバックも出ていますので、初めての洋書チャレンジにもおすすめです!