
2008年公開の『アイアンマン(Iron Man)』は、ジョン・ファヴロー監督、主演はロバート・ダウニー・Jr.。天才発明家トニー・スタークが自作のパワードスーツでヒーロー「アイアンマン」として覚醒する物語です。
この映画はマーベル映画シリーズの第1作目。アメコミ映画に「リアルさ」と「大人のユーモア」を取り入れたことで大ヒットしました。トニーのウィットに富んだセリフは、英語学習の教材としても抜群に面白いんです。
“I am Iron Man.”
(私はアイアンマンだ。)
映画ラストの名セリフ。たった3語ですが、ヒーロー映画史に残る決め台詞になりました。
・I am …:超シンプルな自己紹介の形。 強調して言うと力強い表現になりますね。
“Sometimes you gotta run before you can walk.”
(歩く前に走らなきゃいけないときもある。)
トニーが新しいスーツを試作するときの言葉。比喩的に「挑戦してから学べばいい」という意味になります。新しいことに挑戦するときに、勇気をくれるフレーズですね。
・you gotta … = you have got to …(〜しなきゃならない)口語表現。会話で頻出するスラング的フレーズです。
例:You gotta try this!(これ試してみなよ!)
“If you dummies are done messing around, we’ve got work to do.”
(お前らがふざけ終わったなら、仕事に取りかかるぞ。)
トニーらしい皮肉混じりの一言。英語のカジュアルなユーモア表現を学べます。
・dummies:「まぬけたち」軽いジョークでよく使われます。
・mess around:「ふざける/遊ぶ」。
“dummies” /” mess around” ような日常的な軽口を覚えると、カジュアルな会話に役立ちますね。
映画『アイアンマン』の魅力ポイント
① トニー・スタークのキャラクターそのもの
普通のヒーローは「正義感のかたまり」で真面目すぎたりすることが多いですが、トニーは全く違います。「天才だけど傲慢」「ユーモアと皮肉を連発」「でも根は優しくて責任感がある」というような、「欠点もあるけど愛される人間味」が、セリフにもにじみ出ていて魅力的なんです。
② 技術と冒険が融合した世界観
スーツを自分で作り上げていくシーンは、科学オタク的なワクワクが詰まっています。しかも、それを実際に装着して空を飛ぶ!→「科学の夢」が現実になった瞬間で、観ていてテンションが上がりますね!
③ 英語の“スピード感”と“ユーモア”
トニーのセリフは一見ただのジョークでも、テンポや間の取り方が英語的。
たとえば “Sometimes you gotta run before you can walk.” みたいに、簡単なのに「キマってる」のが英語ならではの格好よさです。英語学習者にとっては、セリフを声に出すだけで「自分がちょっとクールになった気分」を味わえるのも楽しいんですよね!
まとめ
『アイアンマン』は、子どもでも楽しめるアクションと、大人が笑えるウィットの両方が詰まった映画。
・英語学習では 初心者〜中級者向け。
・短い決め台詞や口語表現が豊富で覚えやすい。
・トニーのセリフを声に出して練習すると、「英語を自信満々に話す感覚」が味わえます。
“I am Iron Man.” の3語だけでも、英語の持つリズムとインパクトを体感できる名作です。