映画『ジュラシック・パーク』のセリフに学ぶ英語表現

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1993年公開の『ジュラシック・パーク(Jurassic Park)』は、スティーヴン・スピルバーグ監督による世界的大ヒット作。原作はマイケル・クライトンの小説で、「もし恐竜が現代に蘇ったら?」という夢のような設定を、迫力の映像で実現しました。

舞台は孤島のテーマパーク「ジュラシック・パーク」。恐竜をDNA技術で復活させ、観光地として公開しようとする壮大なプロジェクト。ゲートが開き、恐竜たちが姿を現す瞬間――観客も登場人物と一緒に、まさに「夢が現実になった」感動を味わいます。

この映画の最大の魅力は、“子どものころ恐竜が好きだった気持ち”を呼び起こすワクワク感。科学と冒険、そして迫力ある映像が融合し、公開から30年たった今も色褪せない名作です。

“Life finds a way.”
(生命は道を見つけるものだ。)

遺伝学者マルコム博士の言葉。

finds a way:「道を見つける」=「生き延びる方法を見つける」
「生命の力強さは人間の想像を超える」というワクワクするメッセージ。字幕では、「生命は必ず道を見つける」など、短いながら深い余韻を持たせて訳されています。

“Your scientists were so preoccupied with whether or not they could, they didn’t stop to think if they should.”
(科学者たちは“できるかどうか”に夢中で、“すべきかどうか”を考えなかった。)

人間の傲慢さを鋭く突いた一言。

so preoccupied with …:「〜に夢中で」
whether or not they could:「できるかどうか」
didn’t stop to think:「立ち止まって考えなかった」
科学のワクワクと同時に、「恐竜をよみがえらせていいのか?」というスリルも生まれます。

“Welcome to Jurassic Park.”
(ジュラシック・パークへようこそ。)

創設者ハモンドがゲートを開くシーン。

welcome to …:「〜へようこそ」
この瞬間、観客はキャラクターと同じ気持ちで「未知の冒険」に足を踏み入れることになります。まさにワクワクの始まりです。シーンの映像(恐竜が姿を現す場面)が加わることで何倍にも響く言葉になりますね。

英語表現としてのワンポイントアドバイス

find a way は日常会話でもよく使う表現。
 例:We’ll find a way to fix this.(なんとか解決策を見つけよう。)
so preoccupied with … that … は便利な構文。
 例:He was so preoccupied with his phone that he missed the train.(彼はスマホに夢中で電車を逃した。)
・“Welcome to Jurassic Park.”のようなシンプルなフレーズでも、「文脈」と「感情」で大きな意味を持つことを学べます。

まとめ

『ジュラシック・パーク』は、恐竜のリアルな映像と科学的な設定で「もし恐竜が現代に生きていたら?」という永遠の夢を実現した作品。

・英語はシンプルで理解しやすい
・科学・哲学的なセリフも多く、学びが深い
・英語学習者には 初心者〜中級者向け

“Welcome to Jurassic Park.” という一言と共に、観客も夢と冒険の世界へ足を踏み入れる――。そんな映画です。

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